大阪府の北部にある箕面(みのお)市。大阪の中心部からかなり離れていることもあり、自然が豊かでのんびりとした雰囲気を感じられる場所で、大阪の方にとって箕面という土地は「山と猿」といったイメージが強いのだそう。今回は、そんな箕面で愉しみたい観光スポットを3つ紹介します。

 

|“もみじの天ぷら”も有名。箕面のシンボル的なスポット「箕面の滝」

箕面の北部は広く山がそびえていますが、その中にあるのが箕面のシンボル的な存在である「箕面の滝」。日本の滝百選の1つになっていて、手軽に箕面の自然を堪能できる場所として、日頃から地元民や観光客で賑わっています。

四季折々の自然と滝の相性もバッチリで、癒し効果抜群の景色を見られるのが魅力。特に秋の紅葉が美しいことで知られ、山が色づく時期にはより多くの人がハイキングや撮影を愉しんでいます。

滝までのハイキングにおける起点は阪急「箕面駅」で歩く距離は片道2.5kmほど。40分ほどの道のりとなります。ハイキングとは言っても山道を歩く必要はなく、スニーカーなど動きやすい靴と服装であれば特に問題ないので、気軽に訪問できるのも嬉しいポイントです。

また、滝までの道は視界が開けているわけではありませんが、一帯は国定公園に指定されているほどの豊かな自然の園。滝から続く小川が流れ、周囲を緑に囲まれているため、歩いているだけでも癒しを感じられます。紅葉の最盛期にはかなりの人が訪れる場所でもありますが、狭いところもなく、ゆったりと散策するのに最適です。

また、ここの名物ともいえる“もみじの天ぷら”も見逃せません。

道すがらには多くのお店が軒を連ねていますが、もみじの葉を鍋いっぱいの油で揚げている様子は全国的にも珍しい箕面ならではの光景でしょう。少量で売っているお店もあるので、食べ歩きにもピッタリ。もみじの天ぷらを片手に滝までの道のりを愉しんでみてください。

 

|散策の後には「もみじの足湯」でのんびり

それほど本格的なハイキングではなくとも、滝まで歩いた後の疲れた足にじんわりと効くのが「もみじの足湯」。足湯は清潔に管理されていて、入る前には足を洗ってからというルールもあるため、気兼ねなく入ることができます。

立地も「箕面駅」に併設なので、散策の後に立ち寄るのに絶好の場所。入場料にはオリジナルタオルの料金も含まれているので、手ぶらで訪れても大丈夫です。

両側の壁が窓のようになっていて、ぜひ外を歩く人をボーッと眺めながら足の疲れをとってみてください。 ちなみに、片側は駅前のバスターミナルで多くの人が行き交っている様子を、逆側は阪急電車箕面駅のホームなので発着する電車の様子を眺めることができます。 大阪や神戸でトップクラスの人気を誇るあずき色の車両を横目に、ゆったりとした時間を過ごしましょう。