ルクセンブルグのセバスティアン王子は、アメリカの質が良く小規模なフランシスカン大学に進学。モナコ国王アルベール2世も全寮制で難易度が高いアマースト大学に通われました。
悠仁さまは語学がおできになるという報道もあったので、海外の少人数制の大学に通われるというのもプレミア感があって素敵です。サウジアラビアのサルマン皇太子が出られたキング・サウード大学も、強そうな響きです。
ブータンのワンチュク国王はオックスフォード大学、ベルギーのフィリップ国王もオックスフォード大学と、オックスフォード大学も定番人気です。やはり日本の皇族方のように学習院からオックスフォード、という進路でも良かったのでしょうか。
◆高学歴より人徳があれば国民から敬愛されるのでは
いっぽうで高学歴より、にじみ出る人徳があれば、長く国民に敬愛されるのでは、と畏れ多くも拝察いたします。
こんなことを想像したら不謹慎ですが、一般受験に挑戦して全落ちして浪人された、とか、もしくは第一志望に落ちて別の大学に進んだ、という不本意な結果になったとしても、もしかしたら挫折した人の気持ちがわかる優しい天皇陛下になられるかもしれません。
どんな大学に進まれても、悠仁さまの未来は無限大です。
<文&イラスト/辛酸なめ子>
【辛酸なめ子】
東京都生まれ、埼玉育ち。漫画家、コラムニスト。著書は『辛酸なめ子と寺井広樹の「あの世の歩き方」』(マキノ出版)、『辛酸なめ子の現代社会学』(幻冬舎)、『女子校育ち』(筑摩書房)など多数。