この日の公演後、グァンイルは兵役によりバンドを離れることになるが、「今日を最後に軍隊に行きますが、幸せな思い出を胸に行けると思います」と涙ながらに心境を吐露。
続けて、「風がみなさんを連れて来てくれたように、風がみなさんの元に僕を戻してくれると思います」とし、「あまり心配しないで、このままメンバーを応援してください」とファンに向けて気丈に語り掛けた。
そして、「ずっと一緒にいてくれたメンバーにも感謝します。これからも一緒だと知っているので、悲しまないで。また戻ってきて一緒に音楽をしたいのでメンバーのみんなも頑張ってください」と語った。
このグァンイルの言葉に、イェチャンは堪え切れず客席に背を向けアンプにもたれかかり、サンヨプは座り込んで涙を流してしまう場面も。
そうした中、ウォンサンは「僕も泣きたいけど、この前のソウルで泣いたので……」と他のメンバーを気遣いつつ、「(グァンイルが)帰って来た時、信頼できる“お兄さん”になっていたい」と決意を表明。
そのうえで、「いつもは言えないけど、みなさんのおかげで言えます。グァンイルのことを好きなみなさんと同じように、僕も愛しています。2年後に成長した姿で戻ってきてくれると思っています」と話し、そっとグァンイルを抱き締めた。
その後、サンヨプは「たくさん言いたいことがあるけど、グァンイルが望んでくれたことに応えたい」とアカペラを披露すると、「僕たちが悲しく終わるのはダメですよね」と笑顔を作り、メンバー4人でステージ中央に集まり、手を重ね合わせて掛け声とともに天に掲げて見せた。
最後にウォンサンは「ツアーを最後まで走り続けましたが、一生に一度あるかないかの祝福される出来事でした」としみじみ。
そして、「僕らの性格上、もらったもの以上を返さないと我慢できないので、みなさんには何倍にもして返したい。待っていてください!」と訴えて盛大な拍手が会場を包み込んだ。