例えば、今までになかった地方への日帰り出張が月に1~2回入るようになったり、ほかにも残業で帰りが遅くなる日も。

 それでも夜9~10時ごろには帰宅し、戻りがそこまで遅いわけではなかったこと、スマホにも密会を裏付ける不審なやりとりはなかったそうです。

◆不倫相手とその後も関係が続いていた!

スマホを持つ女性、自宅
 ところが、ある晩のこと、リビングに脱ぎっぱなしだった彼のスーツをハンガーにかけようとしたところ、ポケットに見慣れないスマホが入っているのを発見。この時点で「ひょっとして……」と嫌な予感がしたそうです。

「彼はめんどうくさがり屋で暗証番号やパスワードのほとんどを誕生日か大学時代の学籍番号にしているのを知っていたんです。それで試しに学籍番号を入力してみるとあっさり解除。

 中身をチェックすると例の浮気相手との関係が続いていて、メッセージのやりとりだけでなく直視に耐えられない2人の卑猥な画像もありました。それでもうムリだと思い、別れることを決意したんです」

◆逆ギレした夫に怒鳴られた

 このとき夫は入浴中でいつ上がってくるかわからなかったため、証拠の数々を急いで保存。風呂上がりの彼にスマホについて指摘しましたが「会社支給のやつだよ」と何食わぬ顔をしてウソをつかれたそうです。

 そこで中身を見たことを告げると謝ってくるどころか「何、勝手に見てんだよ!」と怒鳴られたといいます。

「本当はちゃんと話し合った上で離婚しようと考えていましたが、この彼の態度で署名済みの離婚届を出してしまおうと思いました。それで私も離婚の準備を着々と勧めました。彼にはそのことを一切話しませんでしたけどね(笑)」

◆自分主導で離婚を決められる安心感

離婚届を勝手に提出
 それからも半月ほど彼と一緒に暮らしていたそうですが、その間に離婚届を提出。それにともなう諸手続きも済ませたそうです。

 また、離婚については弁護士に一任。リビングのテーブルに夫に宛てた手紙を残し、実家に戻ったといいます。