「過去の栄光より新しい今の姿をファンは見たいだろうに。配信でもいいからメンバー集まってコメント出したりしないのかしら」
「5年前のベストアルバムに15年前のLIVEフィルム上映……新しいことは一切なく、過去の映像や音源を再度お楽しみくださいってこと?」
「復活するかもって引っ張ってファンクラブ会費を取り続けて、25周年アニバーサリーの企画が過去の遺産ばっかりって」

 確かに企画は充実しているのだが、嵐としての新たな動きは一切含まれていなかったため、落胆したファンが少なからずいたようだ。

 嵐の再始動については、今春にメンバー5人で新会社「株式会社嵐」を設立した際に「未来を描くための準備を進めていけたら」と前向きなコメントを発表。さらに、二宮和也が7月に出演したテレビ番組で「嵐でライブとかしないんですか?」との後輩からの質問に対し、「いや…やるんじゃない? タイミング次第じゃない?」と意味深に発言した。また、相葉雅紀も「嵐は活動休止の状態だからどうなるか分からないけど、お客さんに喜んでもらえる方向に持っていきたい」と語り、再始動に乗り気であることをうかがわせていた。

 こうした「匂わせ」的な発言はファンを喜ばせていたのだが、結果として25周年記念の復活ライブなどの新たな動きはなさそうな気配。期待が高まっていたぶん、余計にファンのガッカリ感が強まってしまったようだ。

 ファンにとってもデビュー25周年は特別な意味を持つだけに、いくら豪華な企画が発表されても「過去の遺産の焼き直し」だけで乗り切るのは厳しい部分がある。ファンをアッと言わせるような追加のビッグサプライズはあるのか、今後に注目したい。