『キングオブコント2014』で優勝を果たしたシソンヌのじろうもまた、多くのコント芸人からリスペクトを集めている1人だ。
21年には動画配信サイト「Hulu」が開催した「Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ」で劇作家の本谷有希子や映画監督の沖田修一とともに審査員を務めて話題になっている。
●くりぃむしちゅー・有田哲平
数多くの番組で企画からかかわり、若手のフックアップに余念がないくりぃむしちゅー・有田哲平も候補のひとりといえそうだ。くりぃむしちゅーといえば漫才の印象が強いが、『全力!脱力タイムス』(フジテレビ系)のようなコント仕立ての番組も制作しており、実績は十分。
有田本人はお笑い賞レースの審査について消極的な発言を繰り返しているが、昨年の『THE SECOND』(フジテレビ系)では「ハイパーゼネラルマネージャー」なる役職を務めるなど、賞レースへの出演に積極的な一面も見せ始めている。
▲ウッチャンナンチャン・内村光良
実現の可能性は低いだろうが、やはりもっとも登板が期待されるのはウッチャンこと内村光良だろう。ダウンタウンと並ぶレジェンド格ながら、テレビ東京系で細々と続いているネタ番組『チャップリン』シリーズで10年近くにわたってMCを務めるなど、若手とのかかわりも深い。
昨年までと同様、『キングオブコント』のMCをダウンタウンの浜田雅功が務めるとするなら、浜田からウッチャンにコメントを求めるというファン垂涎の景色も見られそうだ。
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いずれにしろ、一晩で芸人人生が変わるのが『キングオブコント』という大会である。ファイナリストたちが納得できる審査員を選んでほしいところだ。
(文=新越谷ノリヲ)