(画像:『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』テレビ朝日公式サイトより)
(画像:『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』テレビ朝日公式サイトより)
篠田さん自身が発表した「母として共感できた、出産後の不安や寂しさ、社会から取り残されたような感覚、綾香としてはまっすぐに生きること、そして、とことん振り切ることを意識して演じました」というコメントにも、“結婚当時に不倫をした自分を正当化するのか”と批判が殺到。当のドラマは不倫相手役の小池徹平さんと地上波ギリギリのベッドシーンを披露していたことからも、毎話放送後には、たびたび賛否の嵐が吹き荒れていました。

そのドラマが終了してからわずか半年で飛び出した今回の新恋人宣言。一部週刊誌によると、その彼氏は元夫や不倫相手とされる男性と同じく経営者とのことで、報道されるや否や「結局、お金と自分が大好きなのね」といった意見もネットで出ていました。

さらには元夫に長女を預けて、昨年に新恋人とたびたび海外旅行に行っていたという報道まで出る始末。

元夫婦で協力しながら育児をしているのであれば素晴らしいことです。しかし離婚してまだ間もないにも関わらず、仕事ではなくプライベートの旅行を楽しむために、元夫に娘を預けたり、シタ妻を嬉々として演じていたり…その厚顔無恥さと子どもを振り回すかのような行動には、世間から怒りにも近い声が出ても無理はないでしょう。

◆交際0日婚~不倫~離婚~新恋人、すべてのスピードが早すぎる

熱愛宣言をした自身のインスタグラムでは「私や娘のことを大事にしてくれる、とても尊敬できる方です」と長女を大切にするママの姿勢を見せている篠田さん。

彼氏を作ることは本来問題ないはずです。しかし裏では恋愛を好きに楽しみながらも、表ではベストマザー受賞時と変わらない「娘を大切にする素敵ママの私」を世間に見せようとするその図々しさや痛々しさは否めません。

また交際0日婚でも片鱗(へんりん)があったように、出産、不倫、離婚、シタ妻役、彼氏宣言に至るまであらゆるスピードが早すぎることも批判の的を浴びている理由のように見受けられます。

これが20歳そこそこのアイドルやタレントであれば、若さと勢いだと評されるかもしれませんが、現在38歳の篠田さんは、芸能界や社会経験も長い立派なアラフォーなので「もう少し落ち着いて行動すべきでは?」と世間から呆れられる事態にもなっているのでしょう。

◆“クローゼット不倫”矢口真里とは違う

篠田さんと同様に、人気アイドルグループ出身で不倫報道からの泥沼離婚を経験し、世間から猛バッシングを食らったと言えば、“クローゼット不倫”でお馴染みの矢口真里さんがいます。しかし矢口さんはその後に不倫相手と再婚し、現在は2人の子育てに勤しんでいます。

不倫したとはいえ、その相手男性と家庭をしっかり持って真面目に子育てをし、バラエティ番組でぶっちゃけキャラを邁進(まいしん)中。こうした中、かつてほど世間の厳しい目線は向けられなくなっているとも言えます。これは似たような経緯をたどってはいるものの、矢口さん以上に奔放なイメージが新たに定着した篠田さんの存在も影響があるでしょう。

かつてのトップアイドルとは打って変わって、すっかり世間の嫌われ役となってしまった篠田さん。このままお騒がせキャラとしてどこまでワイドショーを盛り上げてくれるのか、もはや楽しみにしたいところです。

<文/エタノール純子>

【エタノール純子】

編集プロダクション勤務を経てフリーライターに。エンタメ、女性にまつわる問題、育児などをテーマに、 各Webサイトで執筆中