今年も大いに盛り上がった夏ドラマ。次々に最終回を迎える中、やはり目立ったのは旧ジャニーズ勢の出演作品だった。
昨年の騒動を経てCMやバラエティへの出演が激減。一時は芸能界から一掃されるかに見えた旧ジャニーズだが、確かな演技力と若年層への訴求の強さにより、少なくともドラマの世界ではその勢いは衰えていないようだ。
ここでは、旧ジャニーズが出演したドラマのTVerお気に入り数を基準に、グループ別に現在のドラマ界における勢力図を探ってみたい。
どのグループが今、ドラマを盛り上げているのか。ランキング形式で紹介する。
6位 Sexy Zone お気に入り数39.1万
6位はSexy Zone。今期はテレビ東京系の『しょせん他人事ですから』に中島健人が主演した1本のみだった。金曜8時という激戦区ゆえ視聴率では苦戦したが、TVerお気に入り数では孤軍奮闘を見せた。
中島が演じたのは、ネット炎上やSNSでのトラブル、誹謗中傷など現代ならではの事件に対応するニュータイプの弁護士。累計210万部を超える人気コミックを原作に、リアルな“本音”で視聴者を引き付けた。
4位(同率) Hey! Say! JUMP/TravisJapan お気に入り数77.4万
同率4位となったのは、フジテレビ系のSF&学園ドラマ『ビリオン×スクール』で主演を務めた山田涼介のHey! Say! JUMPと、生徒役として出色の演技を見せた松田元太のTravisJapan。
天才AI開発者でありながら高校に赴任して問題児だらけのクラスを担当することになったビリオネアを演じた山田涼介はキラキラを残しつつコメディ俳優としての円熟を見せ、松田元太は感情豊かな生徒をフレッシュに熱演した。先輩後輩2人の絡みシーンも数多く、ファンを喜ばせている。
3位 SixTONES お気に入り数107万
3位には、今期スマッシュヒットとなったTBS系『西園寺さんは家事をしない』のメインキャストに松村北斗を送り出したSixTONES。家事をしない年上女性と同居することになった訳アリシングルファザーという役どころで新境地を開拓した。松村北斗のTBSドラマへの出演はSixTONESとしてデビューする以前の2013年『ぴんとこな』以来11年ぶり。長い下積みキャリアがようやく花開いた。