17日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、大阪公立大学が致死量にしておよそ250人分の青酸カリなどの毒物を紛失したことを報道。

大学側は会見を開いて謝罪をしており、お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーさんは「警察に報告するまで時間がかかった」理由について疑問を呈していました。

■「青酸カリ」と「青酸ナトリウム」紛失

今月2日、工学部研究室の保管庫から、「青酸カリ」と「青酸ナトリウム」それぞれ25グラムが紛失していることが分かりました。

大学によると、「青酸カリ」と「青酸ナトリウム」の成人の致死量はいずれも0.2g~0.3g。紛失した50gは最大約250人分に相当するということです。

大学の生徒は、「ちょっと怖いです。もし学食とかに混入…ないとは思いますけど、されたりしたら危ないなっていうか危険だなと。わからないのが怖いです」と困惑を口にしていました。

■2週間のタイムラグの理由は「連休」

学校側の説明によると、紛失に気づいたのは5月2日の13時頃。法令に基づいて実施している毒物および劇物の全学一斉棚卸し作業で発覚したそう。

その後連休をはさみ、大学側に報告したのは今月の14日とのことです。学校側は教員2名、および研究室所属学生が研究室内の一般試薬棚や冷蔵庫などを確認したものの発見できなかったと説明。

大学が警察に報告したのは15日で、発覚から2週間近くたった時。タイムラグがあったことの理由として、「連休をはさんでしまったこと」「(当事者が)自分たちで所在を確認しようとする意図があった」ことをあげています。