◆取引先の男性が、わざとぶつかって嫌がらせを……

セクハラ
取引先の60代男性は、亜由美さんの顔に向かって、なんと思いきり息を吹きかけてきたのです。男が息を吹きかけた瞬間、お酒のムワーッとしたニオイが顔一面に広がり、亜由美さんは思わずゴホゴホとむせてしまいました。

そんな亜由美さんの様子を見ながら、その男は終始ニヤニヤとしていたそう……。

お酒で酔っぱらっていたせいもあるかもしれませんが、もしかしたら酔っぱらった振りをして、亜由美さんにわざと絡んできた可能性もあります。

二軒目のお店は、暗い雰囲気のBARでした。そこでは例の60代男性が、自分の股間を亜由美さんの腰まわりにピッタリくっつけてきて、スリスリとこすりつけてきたそうです。

あまりの恐怖に、亜由美さんは体が硬直して動けなくなったとか。本当に恐怖を感じた時は「怖い」「助けて」という声も出ず、意識が飛ぶような感覚を覚えました。

その男性は、そんな亜由美さんに向かって、耳元に「彼氏はいるの?」「うちの娘と、君は同じくらいの年かな?」「そっちの胸からは、ミルクが出るの?」と、そっと囁いてきたそう。

表情は常にニヤニヤしており、まるで亜由美さんの反応を楽しんでいる様子でした。その場にいた全員もその場で固まってしまい、助けることもできる状況ではなかったようです。

もちろんセクハラを受けた亜由美さん自身も、すっかり涙目。あまりの恐怖に、男性が囁いてきた言葉のすべては覚えていないようです。あとから亜由美さんは上司達から「何もできなくて、ごめんね。大切なお客様だし、どうすることもできなかった」と、さんざん謝られたのだとか。

その後、例の取引先の男性は、何事もなかったかのように会社に訪問することも少なくありませんでした。