ノウタスは、ぶどう栽培体験型プログラム「シェアツリー」会員の募集を行っている。これは、1本のぶどうの木を複数人で育てるメンバーシップを有し、栽培から収穫までを共有する新たな試みだ。

「シェアツリー」とは

「シェアツリー」とは、消費者が複数人で1本のぶどうの木をシェアしながら、成長過程を見守り、収穫を楽しむことができるプログラム。

ぶどうの収穫だけでなく、木を育てる体験を通じて農業に関わるという新しい農業体験を目指している。

同プログラムには、複数人で1本の木をシェアする「シェアツリープラン」と、木1本を所有する「オーナープラン」の2つのプランがある。

ノウタスが目指すこと


ノウタスは、現役農家と農家の息子や娘が集まり設立された。農業の「いつかは」を「いつでも」に、「だれかが」を「だれでも」にするとし、「Win-WinよりもFun-Fun」が経営理念だ。

消費者向けサービスとしては、自社農園や牧場の運営、リアル&バーチャルでの農業体験イベント、ぶどうの育種(新種の研究開発)、グッズの販売、加工品の製造販売、アジアへの輸出、農業番組の企画制作などを行っている。

同社は、農作物を食べる・仕入れるだけでなく、栽培も体験してもらい、農業の関係人口を増やすことを目指す。今回の「シェアツリー」プログラムは、大阪府高槻市にある自社農園(ノウタス高槻農園)のぶどう畑で行う。


シェアツリー第1号会員は東京都渋谷区にある海鮮料理店「有楽町かきだ」だ。

プランと特典紹介

2つある「シェアツリー」プログラムを、紹介しよう。

「シェアツリープラン」は30,000円/年。複数人で1本の木をシェアしながら栽培する。年間10房のぶどうの収穫が可能だ。WEBサイトおよび農園内にオーナーとして名前やニックネームを掲示する。

「オーナープラン」は300,000円/年。木1本のオーナーとして栽培する。年間100房のぶどうの収穫が可能で、企業名や名前をWEBサイトおよびオーナーになる木に掲示。