入った瞬間、「イイダのアウトレット おトクな宝さがし」に心が躍ったコモディイイダ。しかし、その後はテンションが下がる一方で、購買意欲がどんどん削がれてしまいました。

 そもそも、エンタメ性を押し出したスーパーではなさそうなので、テンションが上がらないのも仕方ないのですが、それ以上にこの日は店内アナウンスがしんどかった……。

 店内に音楽のBGMはなく、前述のとおりほぼ何を言っているのかわからない男性店員の早口トーク(録音)がエンドレスでループ……。この影響で、正直「早くこの空間から出たい」という気持ちが強くなってしまい、悲しいかな魅力的なはずの商品まで霞んで見えてしまったのです。

 とはいえ、ほかの店舗ではこのアナウンスが流れていないのかもしれませんし、まったく気にならない方もいるでしょう。それに、コモディイイダでは幅広い商品が安心価格で提供されていますし、各種クレジットカードや電子マネー、バーコード決済などの決済方法がかなり充実。

 地域密着型スーパーにとっては、こういう点が重要でしょうし、日常使いのスーパーに「ロピア」のようなエンタメ性や「ヤオコー」のようなおしゃれさ、「マルエツ」のようなスマートさを求めていない人にとっては、十分便利なお店といえそうです。

 改めて店内BGMの大切さに気づかされたコモディイイダでの買い物体験。スーパーに新鮮な発見や居心地の良さを求めてしまう欲深い筆者とは、少しばかり相性が良くなかったようです。