誰かからプレゼントをもらえるのは、嬉しいもの。けれどなかには、プレゼントされたことがトラウマとなってしまうようなケースもあるようです。

 今回は、「夏が来るたびに思い出して不快になる」という経験をした、ユイカさん(仮名・20代)に話を聞きました。

◆旅行の前に彼氏が水着をプレゼント

白いビキニ
※写真はイメージです(以下同)
「彼氏のTとは5月下旬から付き合いはじめ、その年の8月下旬で3か月。記念に離島へ旅行しようと誘われて、ワクワクしていました。旅行の計画が進んで宿泊施設も予約した頃、Tが『透けないヤツね』と白い水着をプレゼントしてくれたのです」

 ユイカさんは、肌を露出したくないタイプ。本来なら突き返しているところですが、Tさんは「離島へ行くのは、海開きも終わった頃。その頃になると、人がほとんど来ない小さなビーチがあるんだよね。砂浜で、水とかバシャバシャして楽しもうよ」と言うのです。

「離島にある知らない人ばかりの小さなビーチということで、『それならいいか』と承諾してしまいました。白という色には抵抗もありましたが、最近は水に濡れても透けない生地がありますし、一度は着てみたい色だったので、実は少し楽しみだったのです」

◆エメラルドグリーンの美しいビーチにうっとり

ビーチ
 ビーチは小さいけれど、浅瀬で透明度が抜群。その色は、まさにエメラルドグリーンだと言います。ユイカさんのテンションは爆上がり。どんどん離島旅行が楽しみになっていきました。そしてついに、旅行当日。聞いていたとおりの絶景に、思わず息をのんだとか。

「そこは本当にすごく小さなビーチで、エメラルドグリーンの海と美しい砂浜が広がっていました。海の家のような飲食店のような建物も一軒だけ。しかもシーズンオフで閉まっていて、物音ひとつしない。こんな場所が日本にあるのかと、なんだか不思議な感じでした」

 絶景のビーチは、まるで貸し切り。端から端まで5分もあれば歩けてしまうような小さなビーチが、余計にユイカさんを安心させます。それを察して、ユイカさんの着ていたワンピースを脱がせはじめるTさん。