また、テイラーは撮影中に常にセットで彼女を見守り、応援したボーイフレンドについても語った。「テイクを終えた私が『カット』と言うと、いつもスタジオの向こう側から誰かが歓声を上げるのを聞くことができました。その人は、私のボーイフレンド、トラヴィス(・ケルシー)です」と彼女が語ると、会場からは歓声が。「彼が触れるものすべてが、幸福や楽しさ、そして魔法に変わるんです。だから、撮影にその魔法を加えてくれたことに感謝したいです」と、テイラーは称賛と感謝を捧げていた。
最後にテイラーは、「ファンの皆さん、私の人生をこんなにすばらしいものにしてくれたことについてどう感謝を伝えたらいいか、いつも模索しています。Erasツアーをこんなにすばらしいものにしてくれたのも、The Tortured Poets Department(最新アルバム)をこれほどの成功に導いてくれたのも、全てあなたたちのおかげです。この賞に投票してくれたこと、本当に感謝しています」とスピーチを締めくくった。
多数の記録を更新したテイラー
過去に「Bad Blood」「You Need to Calm Down」「All Too Well:The Short Film」「Anti-hero」でもこの「ビデオ・オブ・ザ・イヤー」を受賞しているテイラーは、今回の受賞により、このカテゴリーで最も多くの賞を受賞したアーティストとしての記録をさらに伸ばした。
さらに、3年連続で「ビデオ・オブ・ザ・イヤー」を受賞した初のアーティストにもなった(昨年は「Anti-hero」で、2022年には「All Too Well: The Short Film」で同賞を受賞している)。それだけでなく、これまでに複数回のMVを監督しているテイラーは今回の受賞により、監督または共同監督として最も多くの「ビデオ・オブ・ザ・イヤー」を獲得したアーティストとしての記録も更新した(「You Need to Calm Down」「All Too Well: The Short Film」「Anti-hero」でも彼女自身が監督または共同監督を務めている)。