鳥取県境港市にある「水木しげるロード」の一角にある「水木しげる記念館」が、2024年4月20日にリニューアルオープンしました。今回、展示の見どころや、オススメのグッズやお土産などを、地元民でもある筆者がご紹介します。
水木しげる記念館とは?
鳥取県境港市出身の漫画家水木しげる先生の、幼少期から戦争体験など、波瀾万丈な生涯が紹介されています。貴重な原画あり、幻想的な妖怪のオブジェあり、映像作品ありの見どころたっぷりの記念館です。
展示の見どころ!
2階にあがると展示が始まります。第1章「境港のしげる少年」では、天才少年画家と言われた時代の水木先生の作品を見ることができます!並外れたデッサン力にビックリします。
第2章は「水木しげると戦争」。収容所で描いた絵や、戦地での体験を描いた「ラバウル戦記」も展示されています。
常設展示室の水木シアターでは、「娘に語るお父さんの戦記」を基に制作された映像が放映されています。過酷な戦地での様子、ニューギニアで出会った現地人たちとの交流をわかりやすく見ることが出来ます。語り手は水木先生の娘さんたちで、シビアな内容ではありますが、優しい声にほっこりします。
第3章 「そして漫画家に」では、戦後の生活と漫画家として成功するまでを紹介しています。
漫画本や紙芝居の下書き、水木先生の義手などの展示してあります。水木先生は義手が大嫌いだったため、母親に言われて、自身の結婚式の際は左手に義手をつけてましたが、以降は義手をつけることはなかったそうです。もし戦争によって失われた手が右手だったら、このように後世に残る作品は残ってなかった!?と考えると感慨深いものがあります。
第3章を見終わると、鬼太郎の仲間たちと、写真が撮れるフォトスポットもあります。
第4章「水木しげるが描いた妖怪たち」では、妖怪洞窟がリニューアルされ展示されています。薄暗い洞窟に潜む43体の妖怪は、1体、1体細部にこだわって作られていて迫力があります。