嵐がデビュー25周年を記念した「復活コンサート」を断念したと報じられた。多くのファンが予感していたことで大きな驚きは起きなかったが、活動休止中の大野智の復帰にはまだまだ時間を要しそうで、年内の具体的な動きも見えてこないことから、ファンからは「そろそろハッキリさせてほしい」「待ち疲れた」といった声が上がっている。

 2020年末をもってグループ活動を休止した嵐は、11月3日にデビュー25周年を迎える。この日に「復活コンサート」があるのではと期待されていたが、発売中の「女性自身」(光文社)は「松潤『大野には我慢の限界』【嵐】25周年 ゲームも映画も頓挫」と題し、復活ライブ計画が消滅したと報道。嵐の音楽ゲーム制作や新規ライブフィルム上映などの計画もとん挫したという。

 メンバーの松本潤は上演中の舞台『正三角関係』に出演し、ロンドンで迎える同舞台の千秋楽は11月2日となっているが、このスケジュールを入れたのは「11月3日のライブ開催が不可能と判断したため」だという。同誌は「これ以上、大野を待つのは我慢の限界」という思いから、松本が個人の仕事に注力しているのではと指摘している。

 この報道の以前から、ファンが「嵐の復活は当面ないだろう」と予感する出来事もあった。8月22日に歌手の石川さゆりがInstagramで先述の舞台「正三角関係」を鑑賞したことを報告し、松本とのツーショットを掲載したのだが、松本が驚くほどのぽっちゃり体型でヒゲを蓄えていたことが話題に。役作りの影響などもあるのかもしれないが、少なくとも「アイドル活動再開を間近に控えている」ようには見えず、嵐が近いうちに復活する可能性はほぼないと多くのファンが感じたようだ。

 ただ、二宮和也や相葉雅紀が嵐の再始動にたびたび言及するなど、メンバーも含めて復活ムードが高まっていたのは事実。それでも復活が見えてこないのは、大野に復帰の兆しがないことが影響している。