静岡県中小企業家同友会静岡支部は、地域の小学5年生~中学3年生向けに仕事の楽しさや、やりがいを伝える職業体験イベント「しぞーか おしごと愛ランド」を、静岡市・静岡市教育委員会の後援のもと、9月16日(月・祝)の9:30~16:00に、ツインメッセ静岡北館にて初開催する。
より多くの子どもたちに参加してもらうために
静岡県中小企業家同友会静岡支部は、2016年より静岡市内の小中学校で、のべ59校、4,773人の子どもたちに、職業体験授業を、コロナ禍を含め毎年連続で開催してきた。出展企業はのべ417社となる。
しかし、平日の授業時間での開催に限られるため、より多くの子どもたちに親子、家族で参加できる環境が必要だと考え、開催校以外の子どもたちも自由に参加できる大規模会場でのイベントを企画した。
また、「大人ってカッコいい!!大人って楽しい!!静岡大好き!!仕事も人生も全力で楽しむ大人として地域の未来を担う子どもたちに等身大で伝えたい」という熱い想いを持つ静岡の中小企業の経営者たちは、このイベントに家族一緒に参加してもらい、「仕事って楽しいんだ!夢って叶うんだ!」という想いを体感してほしいと考えている。
地域の子どもに仕事の楽しさややりがいを伝えるために
「しぞーか おしごと愛ランド」を通じて、同団体は以下のような効果を上げられるのではないかと期待している。
まずは地域の子どもたちが地域の中小企業から学ぶことで、「仕事」への肯定的な理解とともに、地域貢献、地方創生の重要性を考えるきっかけを与えること。
また、人口流出、特に若年層の流出が大きな問題となっている中、Uターン、静岡定住に寄与すること。
さらに出展する企業は単なるボランティア活動ではなく、自社の強みや魅力を再認識する機会となり、参加する社員の理念教育に役立つだけでなく、厳しい人手不足が続く中、将来の人材確保にもつながること。
そして、地域の子どもや家族と地域の中小企業の接点が増え、地域社会全体で子どもを育て守る文化の醸成に寄与することとだ。