■実際の価値はいかほど?

しかし、専門家は「奥さんがまだ離婚届けを出していなくてよかったです」と一言。なんとこのウォーターポットは水晶に彫刻が施されたもので、現在3500万円程の価値になっていると説明しました。

また、底の部分には「乾隆工芸」という文字があり、これは1736年~1795年、清朝乾隆帝が国を治めていた頃に王室が作らせた宝物である証拠です。

れっきとした「本物」であることに対し、彼女はとても驚きました。

■今回はよかったけれど…

購入時の約3・5倍の値段がはじき出されたことで、女性は喜びをにじませました。

しかし、同時に専門家は「骨董品というものは魚目混珠(価値のあるもの、ないものが入り乱れている状態)、今回運よく良い物を手に入れたとしても、次回はわかりません」と警告。

騙される人がとても多いと明かし、「購入の際は慎重になったほうがいいです」とアドバイスを行いました。

なんとも夢のある話ですが、美術品や骨董品は恐ろしい「沼」。この成功体験機に、夫が更に精を出さないか心配です…。