■世界的車両が箱根にある理由

そんなオリエント急行の内装を手掛けたのは、ジュエリーとガラス工芸の巨匠、ルネ・ラリック氏。

箱根ラリック美術館では、ルネ・ラリック氏の生涯に渡る作品が揃えられているため、そのなかの一つとして、オリエント急行も箱根へやってきたのだとか。

美しい光沢のマホガニー材に150枚以上のガラスパネルが貼りめぐらされており、あまりの美しさにオリエント急行はルネ・ラリック氏の後半生の傑作といわれています。

人々を魅了し、当時忘れられない旅を演出した憧れのオリエント急行へ、非日常な魅力を味わいにぜひ行ってみては。