現代には子供の将来を心配するがあまり、ストレスを抱えてしまう親が多数存在します。

「いい学校に行って欲しい」「良い企業にお勤めしてほしい」と願う人は多けれど、それが本当に正解なのでしょうか。

近日、中国にて長きにわたる”育児ノイローゼ”を患っていた父親が息子に対する怒りで脳出血を引き起こしたことが報道されました。この事案を見てもわかるように、世界の隅々で「親子」の在り方が、今問い直されています。

■突然字が読めなくなった父

中国・湖南省に住む苗字を「夏」(シャー)という男性は、日々子供の学業を気に掛け、宿題などの指導を行う良き父親でした。

しかしある日、子供の勉強が中々進まないことにイラついた彼は「なぜこんな簡単なことができないんだ!」と大きな声を出し怒りを露わに。

その後改めて我が子を指導をしようとしたところ、頭痛のほか教科書の文字が何故か読めなくなるという現象に見舞われてしまいます。

■診察の結果は「重症」

わかるはずの文字がわからなくなってしまった夏さんは、怒りのあまり脳出血を起こしていたのです。

突然「字が読めない」と言い出した彼を病院に送った家族は、診察を担当した医者から「重症ですね」と告げられ、更に大きな病院へ転院する事態まで発展します。

最終的についた病名は「アテローム血栓性梗塞」。これは脳の血管の動脈硬化が原因の病気で、夏さんは高血圧を持っているにも関わらず、文字通り頭に血を昇らせてしまったことから入院する羽目になったのでしょう…。