◆私のせいで母が死んだ

おっとりしていてやさしい梅子は、夫と子供ふたりの4人暮らし。梅子は母が大好きで、自分も母のようになりたいと思っていました。

その最愛の母が倒れ、梅子が帰省した時には、もう天に召されていたのです。「わたしがもっと早く着いていたら」という後悔の念に、梅子は苛(さいな)まれ続けます。

不幸の連鎖を避けるために、梅子がのめり込んだのが風水でした。