イーネットは、佐賀銀行と協力し、9月2日(月)より佐賀県内のファミリーマートなどに設置されたイーネットATMにて、佐賀県のご当地言葉で挨拶をする音声サービスを開始した。

佐賀大学の言語学博士が監修

今回スタートした音声サービスでは、ATMへのカード挿入時の「いらっしゃいませ」、取引終了後カード返却時の「ありがとうございました、またお越しください」の音声が、各地域のご当地言葉での挨拶となっている。

ご当地言葉は、佐賀大学の言語学博士である古賀弘毅氏の監修のもと、県内を4つのエリアに分け、各エリアを地元とする佐賀銀行の行員がそれぞれの音声対応を担当している。


4つのエリアは、佐賀県東部地区(佐賀市、鳥栖市、神埼市、神埼郡、上峰町、みやき町)、佐賀県西部地区(多久市、伊万里市、鹿島市、嬉野市、藤津郡、武雄市、西松浦郡)、佐賀県田代地区(基山町)、佐賀県唐津地区(唐津市)。

例えば、佐賀市のイーネットATMでは、ATM取引開始時に「よーきてくんしゃったですねー(いらっしゃいませ)」、取引終了時に「そいぎ、またきてくんしゃい(ありがとうございました、またお越しください)」と挨拶する。

佐賀県内73台のATMが対象

ご当地言葉で挨拶をする音声サービスの対象ATMは、佐賀県内のファミリーマート70台、同じく佐賀県内のポプラ2台、九州佐賀国際空港1台の合計73台となっている(※2024年7月末現在)。

ご当地言葉対応のATMを16府県に展開

イーネットは、都市銀行、地方銀行をはじめ、コンビニエンスストアや警備会社など、さまざまな企業の出資による共同運営会社であり、ファミリーマートをはじめ全国のコンビニ、スーパーなどにATMを設置している。

同社は、地域に根差した身近なATMを目指し、2012年に開始した沖縄県を皮切りにご当地言葉対応ATMを推進しており、現在は16府県に展開している(※2024年9月2日現在)。