芝居パートに加えて歌やダンス、激しい殺陣などを盛り込んだエンタテインメント作品だけあって、喉を酷使する場面もあるのだろう。

「堂本本人も3日の夜公演のあいさつで、喉の状態について触れていたそうです。25年目に入った『SHOCK』シリーズの中で、『ここまでひどい声になったのは初めて』『申し訳ない気持ちでいっぱいです』と観客に謝罪したとか。さらに、4日の公演でも『連続公演が耐えられない体になってしまった』『幕を下ろすのは正解』だった……などと本音を吐露していたとのこと。公演後は大好きな博多の街にも繰り出せず、大事を取ってホテルで過ごしていたようです」(男性アイドルに詳しい記者)

 公演スケジュールを見ると、定期的に休演日が設けられているものの、福岡公演は9月29日まで続くだけに、ファンが体調面を不安視するのは当然かもしれない。

堂本光一、稽古で「ダメかも」……“喉の不調”はコロナの後遺症か

 なお、堂本は7月下旬に大阪公演のゲネプロが行われた際、新型コロナウイルスに初めて感染していたことを告白している。

 同26日付の「サンケイスポーツ」ウェブ版記事によると、囲み取材で「今は全然後遺症も感じてない。稽古はちょっと中止になったけど、制作サイドの対応も早くて“これは大丈夫だぁ”って自信をもって大阪に乗り込んできました」(原文ママ、以下同)と語っていたという。

 また、9月4日発売の『日経エンタテインメント!』24年10月号(日経BP)の連載『エンタテイナーの条件』内では、コロナ感染後の裏側も明かした。

「当時は稽古中にキャスト、スタッフから数名のコロナ感染者が出たそう。発熱以外の症状はなかったという堂本は、5日間にわたる自宅療養を経て復帰した際の稽古で、演出のみに徹していたといいます。その後、いざ復帰し声を出してみると『「あ、これ、喉がダメかも」という感じで。呼吸もすぐ浅くなるし、何かが違う』状態だったとか。『大阪公演の最初の数日間までは、結構苦しめられました』とも振り返っていました」(同)