◆保護活動のすそ野を広げるために

病院猫_大師前どうぶつ病院
 病院として保護・譲渡活動をしていると、中には犬・猫を拾って、こちらの動物病院に丸投げするとい人もいるようで……。

「動物の保護活動は、拾っただけでは終わらないんですよね。その後も治療や譲渡活動をする必要があり、シビアなことを言えば、お金や労力が掛かります。

 拾った後にも責任が発生するということが、もう少し周知されればと感じています」(中島先生、以下同)

 その思いから、中島先生は譲渡活動の指南も行なっています。

 インターネットを通じた募集方法、里親希望者とやりとりをする際のメールの文面の作成、譲渡条件の決め方などを教えることで、責任を持って活動する人の裾野(すその)を広げています。