「周りの感情に振り回されて、自分が疲れてしまう…」 人の気持ちを考えすぎて自分が疲れてしまうのは、なんだか悔しくなりますよね。どうすれば、自分と人を上手に切り離して考えることができるのでしょうか。

fumumu取材班が、自分は自分! の意識を持って過ごすコツを聞いてきました。

①理解しようとしない

「周りの感情に振り回されてしまうときは、いつも理解できない価値観に悩んでいるときなんです。どうしてそんなこと言うんだろう? とイライラして、他人のことを考えすぎてしまうんです。

どうにか理解しようと、必死になってしまうんだと思います。ただ、自分とは違う人のことを、完璧に理解すること自体が不可能な話ですから。理解できないことを前提に、人と付き合ったほうがいいんだなと思ったんです。

相手のことがわからないからこそ、発見があっておもしろいですから。人と自分は違う生き物だと割り切ることで、自分の気持ちも楽になりました」(20代・女性)

②共感しすぎない

「人の感情に寄り添えることは長所だと思いますけど、自分が苦しくなるほど相手に感情移入してしまうのは、避けたほうがいいですよね。無意識にそうなってしまうなら、意識的に自分と他人の感情を切り離す工夫を取り入れたほうがいいと思います。

私も、ニュースを見ているだけで事件に巻き込まれた人のことを想像して、涙が出てきてしまうことがあるんです。そういうときは、すぐにニュースを消して、自分がリラックスできる環境を整えます。

温かい紅茶を飲んだり、音楽をかけたり。感情移入してしまう自覚があるなら、それ自体を無理に直そうとするより、気持ちが引きずられるのを防ぐ方法をたくさん用意しておいたほうが簡単だと思います」(20代・女性)