子どもの命を守るために、今何ができるのか?

給食を食べる小学生
※イメージです(以下、同じ)
 食文化研究家のスギアカツキです。『食は人生を幸せにする』をモットーに、食トレンド、スーパーマーケットやスタバ、ダイエットフード、食育などの情報を“食の専門家”として日々発信しています。

 2024年2月26日に福岡県みやま市の小学校で、給食を喉に詰まらせた小学1年生の男児が亡くなる事故が発生しました。原因はみそおでんに入っていた「うずらの卵」とみられています。ニュースを受けて、多くの人が胸を痛めていることと思います。

 私も小学生を育てる親として、一人の人間として、非常に大きなショックを受け、食育について情報発信する立場としても、やるせない思いでいっぱいになりました。そして亡くなられたお子様のご遺族に心からお悔やみ申し上げるとともに、何か少しでもできることはないかと考えました。

 今回の事故に関しては、食品による窒息事故を防止するために厚生労働省や医療機関などがわかりやすい情報発信を行っていますし、教育機関でもさまざまな対策が取られています。

 そこで私は、給食のみならず普段の食事の際に気をつけるべき視点を整理しながら(専門家アドバイスを端的に整理し、忙しい方々でも目を通していただきやすい文章にまとめました)、リアルに子どもを育てている親として、もう少し視点を広げて子どもと再確認したい、意外と見落としがちな点を整理してみようと思います。