京都市左京区にある、本家西尾八ッ橋本店の隣に構える食事処・甘味処「西尾八ッ橋の里」のバーチャル店が誕生した。庭と店内を自由に散策でき、遠方から来る人や、下見として事前に店内の情報を得たい人が「西尾八ッ橋の里」の雰囲気を味わえる。
「西尾八ッ橋の里」の建築をバーチャルを通して体験
歴史のある数寄屋風書院造りの建物内に店舗を構える「西尾八ッ橋の里」。遠方の人にも、季節によって景色が移り変わる庭や、歴史を感じられる店内をいつでも自由に見てほしいという思いから、このたび、没入感が得られる360度バーチャル空間「apotto」を導入した。
2012年に京都市より「京都市民が選ぶ 京都の財産として残したい京都を彩る建物や庭園」に指定された「西尾八ッ橋の里」の建築を、バーチャルを通して楽しむことができる。
入り口では、AIアバター社員が店内を紹介。そのほか、店内には「西尾八ッ橋の里」に関連する歴史の案内や、店内の庭の雰囲気が伝わる動画も配置している。
「西尾八ッ橋の里」について
歴史ある屋敷で気軽に食事や甘味を楽しめる「西尾八ッ橋の里」の看板メニューは、経験豊かな和食職人が作る「山椒鶏みそうどん」。かき氷など季節限定メニューも充実している。
庭では、建築以前から自生していたものと思われる樹齢百五十年を超える椋の大木や、新たに八ッ橋の由来として再現された「かきつばたの池」などを見ることができ、移り行く季節の景色とともに、ゆっくりとしたひと時を過ごせる。
「apotto」について
「apotto」は、デジタルブランディングツールとして、「360度空間」または「2D画像」×「デジタルコンテンツ」を活用し、動画よりインタラクティブに、パワーポイントより丁寧に、伝えたいことを表現できるコンテンツ。
空間に自動案内機能が搭載されたアバターを配置することにより、その場所で実際に説明を受けているかのような没入感が得られる。