「(当時)『ちょっと注意してほしいんだけど、僕のクレジットはマイケル・キートン・ダグラスになる予定だからね』って言ったんだ。でも完全に忘れちゃってね。彼らにその名前を映画に導入するための時間を十分に与え損なったんだ。でも今後は実現するよ」とキートンは説明。

『ビートルジュース』の続編となる最新作『ビートルジュース ビートルジュース』では“マイケル・キートン”とクレジットされているが、未来の作品では新たな芸名を使用する意向を強調した。

マイケル・(ダグラス・)キートンの俳優ヒストリー

7人兄弟の末っ子であったキートンは、ピッツバーグ郊外で幼少期を過ごし、「末っ子だとすでに観客がいるから、いつも人を楽しませていた」という。

ケント州立大学(オハイオ州)を中退し、本格的に演技を始めたキートンはアルバイトをこなしながら数年を過ごし、1979年のシットコム「Working Stiffs(原題)」でブレイクするもシーズン1で打ち切りに。しかしその後は『ラブ IN ニューヨーク』(82年)や、『ミスター・マム』(83年)などの映画でコメディ俳優としての地位を確立し、『ビートルジュース』(88年)や『バットマン』(89年)の出演でスターダムをのし上がった。

キートンは2014年には『バードマン』でアカデミー主演男優賞にノミネートされたほか、Huluのドラマシリーズ「DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機」(21年)で医師役を演じ、エミー賞、ゴールデングローブ賞、全米映画俳優組合賞を受賞している。

彼の“マイケル・キートン”時代の終盤を飾ることになるであろう『ビートルジュース ビートルジュース』は9月27日(金)に日本公開。