【ご祝儀のマナー】親戚や友人の結婚式などでご祝儀を渡す機会があると思います。ご祝儀袋には、書き方や選び方などたくさんのマナーがありますが、それらはいずれも相手へ正しく気持ちを伝えるための意味が含まれています。ご祝儀マナーを間違えて恥ずかしい思いをしないためにも、ご祝儀袋の包み方や、ご祝儀について知っておきたいマナーについて見ていきたいと思います。

プレ花嫁のみなさま、こんにちは!

神奈川県のご当地ライターのゆいまるです♡

親戚や友人の結婚式でご祝儀を渡す機会がありますよね?

初めて結婚式に参列する方は特にご祝儀袋のマナーがわからない場合も..!

そこでこちらの記事では、ご祝儀袋の入れ方や書き方、渡し方など知っておきたいマナーについて見ていきたいと思います◎

ご祝儀袋の選び方

『DRESSY』より引用
(画像=『DRESSY』より引用)

まずはご祝儀袋の選び方から。 店頭にたくさん並んでいるご祝儀袋ですが、ご祝儀袋の種類によって、 結婚祝いにふさわしいものとそうでないものがあるんです。

間違ったご祝儀袋で渡してしまうと、 お祝いするつもりが正反対の意味に捉えられてしまうことも ありますので、注意しましょう!

包む金額とご祝儀袋の格を合わせるご祝儀袋は包む金額とご祝儀袋のデザインのバランスが取れているものを選びましょう◎

最近では、ご祝儀袋のパッケージに目安の金額が書いてあるので、参考にしてみてくださいね。

「格をあわせる」とは、「中に入れる金額と釣り合う見た目のご祝儀袋を使う」ということです。

ご祝儀袋が豪華なのに、ご祝儀の金額が少ないと失礼になってしまうので、金額にあわせたご祝儀袋を選びましょう。

一般的に、水引が豪華なものや、使われている紙が高級なものが、高い金額用のご祝儀袋です。

パッケージに「1万~3万円用」など 包む金額の目安が書いてあれば、それを参考にすると安心ですね。

水引の結び方は「結び切り」もしくは「あわじ結び」

『DRESSY』より引用
(画像=『DRESSY』より引用)

「水引」とは、ご祝儀袋についている「飾り紐」のことです。

結婚式では、紅白や白地に金銀の水引が一般的です◎

右上にのしがついているものを選びましょう!

結婚祝いでは、水引が「結び切り」もしくは「あわじ結び(あわび結び)」のご祝儀袋を選びましょう◎

そして水引の本数については一般的なお祝いは水引が5本。

結婚祝いのご祝儀は、水引が10本のものを選びましょう◎

また、結び方について、ちょう結びの水引は「何度でも結び直せる」という意味があるので、結婚式には使わないのが普通です。

失礼にならないようにしっかりみてから購入しましょう!

また、ご祝儀が3万以上の場合は豪華な飾りや実物の水引が良いですが、それ以下であれば印刷されたものでもOKです。

この結び方は、一度結んでしまうと解くのが難しい結び方で「結婚が人生で一度きりでありますように」という願いが込められているといわれていたり、両端を持って引っ張るとさらに強く結ばれることから「末永く付き合う」という意味もあるそうです。

結び方の意味を知っておくと、選ぶときにいちいち調べなくてもよくなりますよね◎

ご祝儀袋の色は「白」

最近ではカラフルな色のご祝儀袋がいろいろありますが、正式なのは「白地」のご祝儀袋です◎

白色が正式なのは、「清浄なものであること」を意味するからだそうです。

水引の色は「金銀」もしくは「紅白」

『DRESSY』より引用
(画像=『DRESSY』より引用)

水引きの色には、金銀や紅白、黒白といろいろなものがありますが・・・

結婚祝いには「金銀」もしくは「紅白」の水引のご祝儀袋を選びましょう。

一般的に「紅白」はお祝いごと全般に、「金銀」は限定されたお祝いごとに使う水引ですが、結婚祝いには両方とも使うことができます。

黒白、黄白などの水引きは、お悔みごとで使われるものですので、絶対に間違わないように注意しましょう!

最近は凝ったデザインのものも

『DRESSY』より引用
(画像=『DRESSY』より引用)

最近ではキャラクターデザインのものや可愛らしい水引のものなどもたくさん販売されいます◎

友人の結婚式などの場合にはこういった可愛らしいものを使用するのも良いでしょう!

ただし、かしこまった関係の場合には正式な白地に10本の水引を使用したものを選ぶようにしましょう!

ご祝儀袋の表書きの名目は?

『DRESSY』より引用
(画像=『DRESSY』より引用)

結婚式当日に渡すご祝儀袋は、「寿」や「御結婚御祝」と書かれたものを選びましょう。

「寿」より格調高く見える旧字体の「壽」を選ばれる方も多いです。

もともとご祝儀袋に記載されていることも多いですが、自分で書く場合は、水引の結び目を中心に、上段には「寿」「ご結婚祝い」など贈る名目をかきましょう◎

自分で書くときに気を付けたいのは4文字にしないことです!

お祝いの場で「4」という数字は縁起が悪いとされ、気にする人がいるからです。

例えば「結婚御祝」は4文字なので基本的に避け、上に「御」を付けて5文字で仕上げるようにします。

記入する際には毛筆・筆ペン・ 黒サインペンなどで濃くはっきりと書きましょう◎

短冊に書くのは自分の名前

『DRESSY』より引用
(画像=『DRESSY』より引用)

短冊の下部には自分の名前だけをフルネームで記入します。

中袋も含め、新郎新婦の名前は書く必要はありませんので覚えておきましょう◎

名前は「寿」よりもやや小さめに、フルネームでバランスよく書き入れます。

連名の場合はいくつか決まりがあるので下記をご参考に。

夫婦連名

夫の名前を右にフルネームで書き、左に妻の下の名前を書きます。

(妻の名前もフルネームで書いてもOK)

友人との連名

立場に差がない友人同士なら、右から五十音別にフルネームで記入します。

職場の人との連名

職位が一番高い人の名前を右側に書き、同じく職位順に左へと書いていきます。

4名以上の連名

フルネームで入れる連名は3名まで。

4名以上になるときは、代表の名前をフルネームで入れた上で「外一同(ほかいちどう)」と、名前の左下に小さめに書き添えて。

部署単位での連名の場合は「営業部一同」という書き方をします。

中袋(中包み)の記載方法

『DRESSY』より引用
(画像=『DRESSY』より引用)

ご祝儀額を記入するなんて無粋だと 思う人がいるかもしれませんが、これは結婚式後に新郎新婦が中を改める際に必要なことなのです。

何も書かれていないと、うっかり他の人の分と交ざってしまった際に、誰がいくら包んでくれたのか分からなくなってしまうので、きちんと書いておくのがマナーです◎

ご祝儀袋の中でお金を包んでいる中袋は、表面には金額を、裏面には住所と名前を記載します。

中包みタイプのものは「左側に三角の空きがある部分が表」と覚えておきましょう。

ここで注意したいのが、表目に記載する金額の書き方ですが、ご祝儀袋に書く数字は基本的に漢数字です。

一は「壱」、二は「弐」など、独特の書き方が特徴です。

「一、二、三」でも決していけないわけではありませんが、1本線を加えると簡単に数字が書き換えることができるため、改ざん防止のために昔からこのような難しい字を使うのが習わしとなっています。

<旧字体・新字体の例>

  • 1万円:壱萬円・一萬円
  • 2万円:弐萬円・二萬円
  • 3万円:参萬円・三萬円
  • 5万円:伍萬円 ・五萬円
  • 7万円:七萬円・七萬円
  • 10万円:拾萬円・十萬円

お金の包み方

お金の包み方について紹介していきます◎

最近では購入する際の袋に記載がある場合もありますが、基本情報をこちらでチェックしておきましょう。

結婚式のご祝儀には新札を用意する

『DRESSY』より引用
(画像=『DRESSY』より引用)

結婚式のご祝儀には、「新札」を用意するのがマナーです。

新札とは、”銀行で発行した未使用のお札”のことを指します。

「折り目やしわのないきれいなお札」でも、使用されているものは新札ではないため注意しましょう。

ご祝儀に新札を用意するのは、「新しい門出をお祝いするので、新しいお札を」という理由と、「結婚式を楽しみにして準備していました」という意味から、新札を使います。

ご祝儀の金額相場

『DRESSY』より引用
(画像=『DRESSY』より引用)

ご祝儀を包むのにもマナーがあります。

結婚式のご祝儀としてもっとも一般的なのは3万円。

おおよその内訳としては「お祝い金」で1万円、「飲食代(引き出物含)」が2万円で、参加した際にかかる費用+お祝いの金額といわれています。

ご祝儀の金額は”割り切れない数字”である「奇数」 がよしとされております。

これは、”ふたりの仲が割れないように”という意味が込められています。

どうしても6万円を包みたい場合には、1万円札5枚と5千円札2枚を用意したり、1万円分を商品券にして包むなどの対策をして偶数になるのを避けます◎

ただし、偶数でも4と、奇数の9は使用しません。

日本では「4=死」と「9=苦」を連想させてしまうという言われがあるからです。

基本は1万円札を包みますが、万が一、千円札や5千円札を使用する場合にも、枚数は奇数になるようにしましょう◎

お金の入れ方

『DRESSY』より引用
(画像=『DRESSY』より引用)

紙幣の向きは中袋(中包み)を開いたときに「肖像画」が見えるようにして入れることを意識しましょう◎

ご祝儀は中袋にお金を入れる際には、表側に1万円札の肖像画の方がくるように向け、さらに肖像画が上にくるように入れます。

お札を入れたら、もともと折られていたとおりに戻し、のり付けの必要はありません。

袱紗に包む

『DRESSY』より引用
(画像=『DRESSY』より引用)

結婚式には、ご祝儀を袱紗(ふくさ)という布に包んで持っていくのが、マナーと言われています。

「ご祝儀を汚したり、折れ目がつかないようにすること」と、もうひとつは、「金封を受けとる相手の気持ちを大切に考え、礼儀を尽くしました」と示すために袱紗に包むことが大切です。

基本的に結婚式には明るい色の袱紗良いですが、慶事・弔事どちらも兼用で使う袱紗にしたい場合は”濃い紫”なら使用可能です◎

どうしても袱紗が用意できなかった場合は、ハンカチで代用してもOKですが、目上の人がたくさん出席するような格式高い場なら、袱紗を使ったほうが、きちんと見えて良いかもしれません。

結婚式場で渡す際には袱紗からご祝儀袋を取り出し、「本日は、おめでとうございます」などの言葉を添えて渡しましょう◎

まとめ

ご祝儀袋には、書き方や選び方、たくさんのマナーがありますが、いずれも相手へ正しく気持ちを伝えるための意味があります。

意味を覚えると、なぜそうするのかが頭に入りやすくなりますよね◎

マナーを間違えて恥ずかしい思いをしないためにも、結婚式に招かれた際には、こちらを参考にご祝儀を用意してみてくださいね◎