標準語っぽい埼玉弁

埼玉県の人は東京へ行き来することが多いので自分が埼玉弁を知らずに話していると気づかないこともあるでしょう。

標準語らしく聞こえる埼玉弁をご紹介します。

埼玉県生まれの方は、もしかしたら日頃から埼玉弁を話してるかもしれません。ぜひチェック!

「あーね」

「あーね」」とは「そうだね」という相槌や同意する時に使う方言です。


例文)「明日天気悪いらしいよ」
「あーね」(ああ、そうらしいね)

他にも「なるほどね」といった意味も含まれているようです。

「ゆわく」

「ゆわく」は「髪を結ぶ」という意味になります。

個人的に今でも使うことがあるので知らずのうちに埼玉県のDNAが流れている証拠かもしれません。


例文)「髪結って〜」→「髪結んで

髪以外にも、紐を結ぶ時などのように物を束ねるときにも使えます。


例文)「新聞ゆわいといて」→「新聞束ねておいて」

「かったるい」

「かったるい」は「だるい」という意味で体が重く疲れが残っている状態を指します。

人によっては「かったりー」と崩して使う場合もあるようです。


例文)「今日学校行くのかったるい」
「あーね」→「今日は学校行きたくない」
「だよね」

私は埼玉県在住ですが、近所を散歩していると高校生たちの会話から聞こえてくることがあります。

また中高生は都内の学校へ通っていましたが使っている人もいました。

今でも使われているのを聞くと知らずに埼玉弁が根付いていることが面白いです。

「なにげに」

「なにげに」は「何気に」という意味でよく若者が使っているのを見聞きしたことはありませんか。

実は埼玉から派生した言葉らしいです。


例文)
「なにげにさ、優しいよね」→さりげなく優しいよね

この言葉については、単純に若者言葉だと思っていたので個人的に驚いた埼玉方言でした。

「ほっぽる」

「ほっぽる」は標準語でいうところの「投げる・捨てる」を表します。

実は父母の実家がある名古屋でも使われているようで埼玉県に限らず使われているようです。


例文)①捨てるの意味
「それ、ほっぽといて」
→「それ捨てておいて」

②投げるの意味
「それ、ほっぽってはだめ」
→「それ、投げててはだめ」

「おかって」

「おかって」は「台所」を表す埼玉の方言。

昔の人が使っていた「勝手口」が派生したのではと予想できますね。


例文)「ママ、どこにいるの?」
「おかってにいるよ」

標準語っぽい埼玉弁をご紹介しましたが知っているものはありましたか。

埼玉県住みの方は共感いただけたら幸いです。