そんな2人は、3日間にわたり結婚式を開催。「セクシー&クール」がテーマのプレパーティには、アメリカのリアリティスター、シンシア・ベイリーらいわゆるインフルエンサーが出席したが、一流セレブの姿はなく「レベルが低すぎ」と失笑を買った。

 しかし、2人が独占契約を結んだ英誌「ハローマガジン」と、1年前からドキュメンタリーを制作しているNetflixにしか結婚式を取材させず、写真を撮ろうと集まったノルウェーメディアのパパラッチたちに向かって怒鳴りつけたり、撮影されないように大きな白い布でドレスを覆うような動画や写真がネット上に流れると、失笑は怒りに変わり、たちまち大炎上。

 結婚式には国王、王妃のほか、弟のホーコン王太子、メッテ=マリット妃らノルウェー王族メンバーが参列。スウェーデンの王族も参列していることから、「この結婚式は紛れもなくロイヤルウェディングなのだがら、取材規制せず公平にやるべきだ」などと激しく批判を浴びることとなった。

 「デュレクは称号を得ず王室を代表することもない」としているのに、マッタ・ルイーセ王女夫妻としてのモノグラム(家紋のようなもの)を結婚式で着用したジャケットの裾にデカデカと刺繍していたことも「ロイヤルカップルだとアピールしている」「今後、このモノグラムでスピリチュアル商品を売る気まんまん」だと指摘されている。

結婚相手・デュレクの過去は? 犯罪歴とうさんくさい主張

 ノルウェーメディアや批判する人たちに対して、「人種差別だ」と反発している王女夫妻だが、王女を心配する声も少なくない。

 「4分間死んで、蘇った」などとうさんくさいことを主張しているデュレクは、1991年に放火で起訴されたり、2011年には「魔術で殺してやる」と脅されたと訴えられたり、15年には元婚約者に対するDVで逮捕されるなど、犯罪歴があるからだ。

 また、デュレクはバイセクシュアルであることをカミングアウトしているが、このことも疑問視されている。「バイセクシュアルというよりゲイなのではないか?」「女性は愛せないがシャーマンとしてもうけるために王女を利用しているのではないか」とみられており、王女が傷つく結末を懸念する声も上がっている。