今後の毛髪・血液検査については「そこはRIZINの検査結果を待って、RIZINの指示に従おうと思います」とし、RIZINのドーピング検査の結果と運営側からの指示次第であることを示唆した。

 この会見を受けて、ネット上では以下のような疑問の声が続出している。

「ドーピングの薬を買ったのも電話の音声も事実だけど、話を合わせただけで使ってませんなんて、そのまま信じろというほうが無理では」
「もっとスッキリするかと思ったら、モヤモヤがまったく消えない会見だった」
「大事な大一番の前に選手に自分で謎の注射打たせるトレーナーなんているのか」

 格闘技界の著名人からも苦言が呈された。元アウトローのカリスマとして知られる瓜田純士氏は、3日付のX(旧Twitter)で「フィジカルトレーナーに薦められたモノは疑いもなく成分を調べることもなく注射して、赤沢のことは信用してるからと得体の知れないモノに14万も使い、電話の内容は相手に合わせただけ」「誰がそんな話を信じるのだろうか」とバッサリ。

 さらに瓜田氏は、平本が赤沢の告発に対して法的に徹底抗戦する姿勢を見せなかったことや、梱包されたまま放置しておいたという問題の薬物を持参しなかったことなども疑問視。「多くの人に疑念を残したまま完全に幕を閉じるのか」「俺は真実を知りたかった」と嘆いた上で、最後に「流石にもうこれ以上俺も触れるつもりはない」「理由は『実にアホらしいからだ』」と結んでいる。

 どうやら、平本が会見で疑惑を完全否定してもまったく事態は収まらなさそうな気配。騒動がRIZIN全体のドーピング疑惑にまで発展する可能性もあるが、ひとまずは発表が遅れている平本の検査結果を待ちたい。