富岡鉄斎が佐佐木信綱へ宛てた年賀状、
夏目漱石が、漱石の著書『道草』『明暗』の装丁を手掛けた画家・津田青楓に宛てたものなどが公開される。
関連企画について
関連企画として、展示監修者、調査研究協力者による講演会を開催する。講演会はいずれも定員50名で事前申込制。料金は無料だが、参加票と本展覧会観覧券(半券可)が必要だ。申込方法など詳細は、同館HPなどで確認しよう。
11月10日(日)14時~15時30分には、大妻女子大学名誉教授・森鷗外記念会会長の須田喜代次氏による講演会「111枚のはがきが織りなすタペストリー」を開催する。
11月24日(日)14時~16時15分には、講演会「はがきの世界1」を開催。前半は、東海大学名誉教授の伊藤一郎氏を迎え、『芥川龍之介のはがきをめぐる三題噺-〈六朝書体〉・海軍機関学校・小説「河童」』を、後半は、大妻女子大学教授の松村茂樹氏による『夏目漱石のはがきから-漱石の文人趣味』を展開する。
12月14日(土)14時~16時15分には、講演会「はがきの世界2」を開催。前半は、大妻女子大学名誉教授の杉浦静氏による『宮沢賢治「臨終の詩」の謎-松本竣介はどこでこの詩に出会ったのか?』、後半は、東京大学准教授の出口智之氏による『翻字作業の裏側で-文字に向きあうということ』を開催する。
また、10月30日(水)、11月20日(水)、2025年1月8日(水)の14時からは、当日の展示観覧券があれば申込不要で参加できる30分程度のギャラリートークも実施する。
近現代史に名を遺す著名人がしたためたはがきから、当時の人物交流、文化的・社会的背景を感じてみては。
■特別展「111枚のはがきの世界―伝えた思い、伝わる魅力」概要
会場:文京区立森鴎外記念館
住所: 東京都文京区千駄木1-23−4
期間:10月12日(土)~2025年1月13日(月)
開館時間:10時~18時(最終入館は17時30分)
休館日:10月22日(火)、11月26日(火)、12月23日(月)、24日(火)、29日(日)~1月3日(金)