日本テレビ本社の画像
写真ACより

 現在放送中の大型チャリティー特番『24時間テレビ』(日本テレビ系)。「偽善」「ヤラセ」「感動ポルノ」などと毎年叩かれる同番組だが、2023年11月には番組関係者によるとんでもない事件が報じられた。

目次

・『24時間テレビ』寄付金265万円を着服
・別の地方局でも“募金で集まった現金をフトコロに”……

※2023年11月29日公開の記事を再編集しています。

『24時間テレビ』寄付金265万円を着服

 『24時間テレビ 愛は地球を救う』の寄付金などを着服したとして、鳥取県の日本テレビ系列局・日本海テレビジョンの元幹部社員が懲戒解雇されたと報じられた。

 報道によると、着服は2014年から21年にかけて行われており、総額は1118万2575円。うち264万6020円は、『24時間テレビ』のチャリティー募金で一般視聴者から集められた寄付金だったとのこと。

 同番組に対しては、かねてから「感動ポルノ」などと少なからず批判的な声が上がっていたが、身内の不祥事が発覚したことにより、ネット上では“打ち切り”を訴える声が噴出する事態に。

 今回の犯行に関しては「金額が大きいだけに事件沙汰になっているが、過去にも業界内で、同様の事例が取り沙汰されていたこともある」(地方局関係者)という。

 『24時間テレビ』別の地方局でも“募金で集まった現金をフトコロに”……

 『24時間テレビ』の募金システムに関しては、以前より管理体制のずさんさを問題視する向きはあったようだ。

「公にはなっていませんが、数年前に別の地方局でも、同じように募金で集まった現金をフトコロに入れてしまった関係者がいたようだと話題になっていたんです。すぐに不正や犯人は明らかとなり、返金にも応じたため表沙汰にならなかったとのことですが、一部の関係者であれば犯行に及ぶことが可能であると、今回の事件であらためてわかりました」(前出・地方局関係者)