東京藝術大学は、9月6日(金)~8日(日)の3日間、上野キャンパスで「藝祭2024」を開催する。同学の大学祭である藝祭は、実行委員会を中心に学生主催で毎年開催され、今年度で77回目を迎える。
今年度のテーマは「えん」
今年度の藝祭のテーマは「えん」。円、宴、演、炎、遠…と、ひらがな二文字ながら多様な意味を宿しているこのテーマ。どんな場面でも役立つ武器となりうるようなこの言葉を鍵に、当たり前に享受しているものの意味を捉え直し続けることで、仲間との日常、また長い伝統のある藝祭を守り抜きたいという願いを込めて決定したものだ。
また、メインビジュアルも、「えん」という言葉をもとに学生から公募された。
メインイベントの一つ御輿と法被に注目
藝祭のメインイベントの一つである御輿と法被は、入学したばかりの学部1年生が、学科を超えて4つのチームに分かれて協力し作りあげたもの。
上野公園での御輿パフォーマンスや、同大前の道路での展示で、繊細かつ迫力あるその姿を披露する。キャンパス内では歴代の御輿の模型や法被を展示し、藝祭の歴史も紹介する。
また、キャンパス内では、学生が企画した多数の演奏会や野外ライブを開催。美術学部の各科専攻の作品や、学生有志による作品が展示されるほか、各模擬店では、学生が工夫を凝らしたメニューが販売される。
開催期間中のみ限定販売される、藝祭のメインビジュアルをベースに学生がデザインしたグッズおよびパンフレットもチェックしてみて。
パンフレットは藝祭の展示や演奏会などのコンテンツの紹介のほか、藝大生による専攻を超えたシャトルランの様子や、絵しりとりの企画、また芸能人へのインタビュー記事など、読み物としても盛りだくさんの内容となっている。