乃木坂46の36枚目シングル「チートデイ」が発売初週51万枚を売り上げ、8月27日発表の『オリコン週間シングルランキング』で初登場1位を獲得。同グループは2012年5月14日付の「おいでシャンプー」から35作連続1位、7作連続、通算25作目の初週売り上げ50万枚超えを記録した。

 しかし、この大記録にも一部の乃木坂46ファンは不満顔の様子。

「前作の『チャンスは平等』から0.8万枚のダウンとなりました。2022年の『Actually…』はどうにか上回りましたが、この時はグループ加入即センターに大抜擢された中西アルノに過去の問題行動が発覚し、ファンがアレルギー反応を示したという明確な理由があった。2018年の『シンクロニシティ』で初週111.7万枚を売り上げた乃木坂46ですが、ここをピークになかなか下降トレンドから抜け出せないでいます」(音楽ライター)

 さらに、アイドルファンから驚きの声が上がったのが、“妹分”である櫻坂46の下剋上だ。

「6月26日に発売された櫻坂46の9枚目シングル『自業自得』は、初日売上51.5万枚を記録。乃木坂の初週を1日で上回る過去最高の出足となりました。勢いの差はミュージックビデオ(MV)の再生数からもうかがえ、『チートデイ』の1日目53万回、7日目115.2万回に対し、『自業自得』は1日目79.7万回 7日目には231万回とダブルスコアにまで差が拡大しています。メンバーの人気、知名度、タレントパワーではまだまだ乃木坂46が上回っていると思いますが、こと音楽的な分野に限って見れば櫻坂46が坂道グループの中で一強になっていますね」(前出・音楽ライター)

 果たして、坂道グループの盟主が交代となるのか。最新曲の数字をアイドル誌ライターが分析する。

「乃木坂46では3期生の人気メンバーである与田祐希、久保史緒里、岩本蓮加、梅澤美波のオンラインミート&グリート(個別トーク会、通称・個別ミーグリ)が“免除”となっていましたが、36枚目シングルでは4期生Wエースの遠藤さくら、賀喜遥香も免除となったことが数字に表れた格好です。一方の櫻坂46のほうは発売直前に東京ドーム公演を行ったことでブーストがかかっていたほか、同日発売となった男性グループ・INIとのオリコン1位争いとなったことが売上アップに繋がった。とはいえ、枚数だけを見れば乃木坂46が変革期を迎えているのは事実で、櫻坂46は2022年の『NHK紅白歌合戦』落選から人気がV字回復したことが見えてきます」(アイドル誌ライター)