ロイヤルマイルは、能登半島地震の復興支援を目的とした「輪島塗×国産ハンドメイドウイスキーグラス」のプロジェクトを、6月29日(土)~9月25日(水)の期間、応援購入サービスMakuakeにて実施している。応援総額400万円を越え、ネクストゴールに向けて挑戦中だ。

解体待ちの建物も多く残る輪島市

2024年8月現在の様子(輪島市内)
左:公費解体が進んだ朝市周辺/中:解体待ちの建物の一例/右:下水管が飛び出た道路

ロイヤルマイルによると、震災から8カ月が経った現在、輪島市では復興が徐々に進んでいるものの、まだまだ解体待ちの建物も多いそう。見方によっては震災直後と変わらないように見えてしまうのが実情で、輪島市周辺道路は自動車が往来できるようには復旧しているが、いたる所で液状化や隆起により路面が波打ち、下水管もたくさん飛び出ているという。

能登半島地震からの復興を支援するプロジェクト


今回、「仕事があることが、輪島塗の職人たちの素晴らしい技術を未来へと繋げ、守る」という輪島塗の職人からオファーを受け、東京新宿にて「BAR Shinjuku Whisky Salon(バー・新宿 ウイスキーサロン)」と「BAR LIVET(バー リベット)」の2店舗を経営するオーナーバーテンダーで、ロイヤルマイルの代表取締役でもある静谷和典氏が、能登半島地震からの復興を支援するプロジェクトを企画。

静谷和典氏は、2019年にウイスキー文化研究所が認定する最難関資格「マスター・オブ・ウイスキー」を、当時史上最年少で取得している。

リターンは蒔絵を加飾したグラスやタンブラー


ロイヤルマイルは、被災により倒壊した輪島塗の工房再建、そして輪島塗でウイスキーの新たな楽しみ方を伝えたいとの思いで、Makuakeにてプロジェクトを実施中。リターンには、蒔絵(青薔薇とかすみ草)を加飾した「咲グラス」や、蒔絵(蝶)を加飾した「蕾グラス」、蒔絵(トンボ)を加飾した「咲タンブラー」などが用意されている。