そんな「コイスルヒカリ」は、27日付のデイリーランキングで27万4,707枚を記録し1位に登場。2位がME:Iのシングル「Hi-Five」(初日19万8,634枚)で、≠MEの「夏が来たから」(初日16万4,793枚)は3位に着いた。一部ネット上では、なにわ男子が首位を逃す可能性も指摘されていたものの、ライバルのME:I、≠MEを上回る20万台に到達し、初日時点で週間1位はほぼ確実とみられる。

なにわ男子、初日売り上げ27.5万枚も……台風の影響で異例の対応

 なお、「コイスルヒカリ」は、音楽配信サービスにてサブスク・ダウンロードの配信もスタート。28日付の「オリコン デイリー デジタルシングル(単曲)ランキング」で1,702DL(ダウンロード)と初登場3位にランクインした。

「好敵手とみられたME:I、≠MEに勝っているとはいえ、昨年11月発売の前作『I Wish』の記録を超えられるかどうかが課題でしょう。同作の初週記録は、自己最低となる37.0万枚。初日26万7,518枚、2日目で4万6,415枚を売り上げ、2日間の累計は31万3,933枚でした。それに比べて『コイスルヒカリ』は2日目時点で合計31万9,186枚。メンバーに会えるリアルイベント開催という目玉企画がありながら、現時点で約5,000枚ほどしか売り上げが増えていないため、物足りなさを感じます。週間ランキング発表までにもう少しペースを上げていきたいところでしょう」(同)

 とはいえ、「コイスルヒカリ」のリリース日前後は「史上最強クラス」ともいわれる台風10号が九州地方で猛威を振るい、全国的にも配送の遅延や交通機関の運休・欠航など影響が出ていた。気象庁は週末にかけて西日本や東日本で大雨災害、高潮に厳重に警戒するよう呼び掛けおり、各メディアでも不要不急の外出は控えるようアナウンスしている。今回の悪天候はCDの売れ行きに大きく悪影響を及ぼしそうだ。