聖新陶芸は、藍色の染付けと縁起物が詰まった美濃焼の栽培キット「染付小紋 草花 BONSAI(そめつけこもん そうか ぼんさい)」を、全国の販売店・専門店および聖新陶芸公式オンラインショップ「SEISHIN PLUS+」にて、8月26日(月)より発売中だ。
呉須という顔料で絵柄を施す
同社の本社がある東海エリアは、「焼き物産地」として全国的に有名なエリア。地元・瀬戸はもちろん、近くの焼き物産地を盛り上げたいという思いがあり「染付小紋 草花 BONSAI」は、「美濃焼」を採用したという。
「手描きの染付けでは単価が高騰してしまう。でも、手描きのぬくもりを表現したい」その一心でスクリーン転写という技法が得意なパートナー企業の窯元と、同社のデザイナーが、いちから筆を使ってデザインを起こした。
また、同商品は「染付け」という技法を使って商品が作られている。染付けは、白色の素地の上から藍色に発色する呉須(ごす)という顔料で絵柄を施す技法。藍色の顔料で細かな線の筆跡も緻密に表現されている。
縁起のいい和柄を背景に配置
「染付小紋 草花 BONSAI」では、「うさぎ柄×ワイルドストロベリー」「しか柄×クリセンセマム」「ねこ柄×ミント」の3種を展開しており、日本の伝統文化にフォーカスしたラインナップを強化している。価格は、各935円(税込)。
縁起のいい和柄を背景に配置し、八角形の枠の中に古くより縁起がいいと愛される動物たちと、そのセットで育つ植物も陶器に反映させている。ちょっぴりコミカルに表現されており、親しみやすさと愛嬌のあるオリジナル絵柄のデザインだ。
八角形は「繁栄」「邪気払い」を意味する。「うさぎ×七宝(しっぽう)」の「うさぎ」は、たくさん子どもを産むことで「繁栄」と、高く跳ね、前進する様子から「躍進」「災難回避」。
七宝柄は、「繁栄」「円満」「商売繁盛」という意味を持つ。