モデルで女優の菜々緒が、10月11日から放送される主演ドラマ『無能の鷹』で正念場を迎える。主演女優として「ナイトドラマ降格」となったことで、今作の成否が彼女の今後を大きく左右しそうだ。
菜々緒は24日、公式ファンクラブサイトを開設。仕事現場でのオフショットなどを掲載したブログや、直接やり取りできるグループチャットなどが用意され、ライブ配信やラジオ配信、動画コンテンツの配信なども企画し、いずれはファンと直接触れ合えるイベントも計画しているという。
菜々緒は今春に中村アンと共に新事務所に移籍しており、新天地で足元を固めたいという意図でファンクラブを設立したのではとみられているが、その一方で「女優として下り坂になってきたことも影響しているのでは」と指摘する声がある。
菜々緒といえば、モデルやレースクイーンとしての活動を経て女優業に進出。2012年にフジテレビ系『主に泣いてます』でドラマ初主演を果たし、その後はクールビューティーなルックスを活かした悪女役でブレイクした。
しかし、近年は2018年に主演した日本テレビ系『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』、2019年にヒロイン役を務めたTBS系『4分間のマリーゴールド』などメイン級で出演した作品が立て続けに今ひとつな結果に終わり、しばらく連ドラの主演から遠ざかることに。
昨年1月期に放送されたフジテレビ系ドラマ『忍者に結婚は難しい』で約5年ぶりに主演女優に返り咲いたが、突飛すぎる脚本の影響もあり、全話平均世帯視聴率5.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という惨敗に終わった。
菜々緒は10月11日からスタートするテレビ朝日系『無能の鷹』に主演するが、同作は夜11時台の「ナイトドラマ枠」となっている。ゴールデン・プライム帯ドラマの主演から「降格」した状況で、もし今作もコケてしまえば、メイン級でのドラマのオファーはさらに減少してしまうだろう。