今回はアマレットというお酒のカクテルについて、詳しくまとめていきます。おしゃれなバーなどに行った時に、お酒の種類がわからないということはありませんか。そんな時のためにアマレットに関する歴史やアマレットを使ったカクテルの種類などをチェックしておきましょう。
アマレットの基本情報3つ!
おしゃれなバーに必ずと言っていいほど置いてあるカクテルリキュールといえば、「アマレット」です。「お酒にはあまり詳しくない」「好みの合わなかったらどうしよう」といった不安から、なかなかアマレットを頼みにくいなんてことはありませんか?
実はアマレットは世界中の人々から愛されているお酒で、カクテルとしても幅広いく楽しむことができます。
今回はそんなアマレットに関する知識やカクテルの種類などの情報を一挙にまとめていきます。きっとあなたも素敵なバーでアマレットを頼むことができるようになるでしょう♪
アマレットの歴史
まずはアマレットというお酒の歴史について解説していきます。アマレットが誕生したのは16世紀ごろのイタリア、サローノといった街です。現在においてもサローノはアマレットの工場が有名で、ファンにはたまらない聖地でもあります。
そんなサローノの街でアマレットが誕生した物語には、芸術という分野も絡んできます。レオナルド・ダ・ヴィンチの弟子であるベルナルディーノ・ルイーニが絵画の修復のためにサローノに訪れ、その街の娘に恋をしてしまいました。
ベルナルディーノ・ルイーニはその娘に絵をプレゼントしたのですが、そのお礼として彼女が作ったお酒が現在のアマレットの元となるお酒だったそうです。そのリキュールのレシピがどのように伝えられてきたのかは謎のままとなっています。
その数百年後にカルロ・ドミニコ・レイナという人物によってそのリキュールがイタリア中に広がり、イタリアの伝統的なお菓子である「アマレッティ」に似ていたことから「アマレット」と呼ばれ、人々に愛されるお酒となっていきました。
アマレットは、その元となったレシピの継承元に謎はありますが、そのレシピが発見され、アマレットの誕生のきっかけから数えると約500年もの歴史を持った伝統的なお酒ということになります。
アマレットの味
次にそんなアマレットの気になる味について解説していきます。アマレットは基本的に甘い雰囲気のあるお酒です。これは製造に関してアプリコット(あんず)が使われていることからであり、アプリコットの香りにアーモンドのような香りが混じった甘い雰囲気を楽しむことができます。
アマレットという名前にはイタリア語で「苦い」といった意味が含まれています。実際にアマレットにはその甘みの中にほのかな苦味を感じます。その苦味によってアマレットの甘みに深みをもたせているのです。
アマレットの度数
アマレットには現在500種類以上のも銘柄が存在しています。その全てにおいてアルコール度数に多少の違いがありますが。25度〜28度程度と思っていて間違い無いでしょう。
有名なアマレットの銘柄を実例で出してみると
・「アマレット・フローリオ(Amaretto Florio)」アルコール度数25度
・「ルクサード・アマレット・ディ・サスキーラ(Luxardo Amaretto di Saschira)」アルコール度数28度
・ディサローノ アマレット(Amaretto disaronno)アルコール度数28度
などとなっています。アルコール度数は28度程度のお酒・リキュールです。
おすすめのアマレットの銘柄3選!
長い歴史を持ち、イタリアにおいて今もなお愛され続けるアマレットですが、その銘柄はとても多く、実際に自分で買ってみるにしてもどれがいいのか分からなくなってしまいます。
そこでここではたくさんのアマレットの銘柄のうちオススメの銘柄を3つ選んで紹介していきます。
①ディサローノ
まず最初にご紹介するのが、「ディサローノアマレット」です。アマレットリキュールにおいては世界的にも一番有名であり、王道ではないでしょうか。元祖アマレットでもあるため、アマレット初心者には入り口として最適な銘柄となっています。
アーモンドのような甘さにアプリコットの香ばしい香りが混ざり合い、アマレットの本場であるイタリアにおいても不動の人気を誇っている銘柄です。
②ボルス
次にご紹介するのが「ボルスアマレット」です。ボルスといえば様々な種類のリキュールを販売しているボルス社のお酒ですが、そんなボルス社が販売しているアマレットのリキュールになります。
ボルスアマレットは隠れファンが多くついているブランドリキュールで、世界中のバーテンダーからは高い支持を受けている銘柄です。
ボルスアマレットは独自の上品さと濃厚な香りを楽しむことができ、すっきりとした後味も人気の理由となっています。アマレットに対してこだわりを持ちたいのなら是非チャレンジしてみたい銘柄でしょう。
③モナン
3つ目にご紹介するのが「モナンアマレットシロップ」です。モナンアマレットシロップは名前の通りお酒などに使うシロップであり、アルコール度数は0度となっています。アルコールが苦手な人でもアマレットを楽しむことができます。
お酒以外にもおかし作りやコーヒーの風味づけなどにも利用されることがあります。アマレットの甘苦さと香りを楽しむことができるシロップです。
アマレットの基本的な飲み方3選!
アマレットに関する基本的な知識やオススメの銘柄などを紹介してきました。では実際にアマレットを楽しむための飲み方について、その基本的な飲み方をご紹介していこうと思います。
①ストレート
まずアマレットというお酒そのものを味を味わいたいという方にはストレートで飲むことが一番オススメです。アマレットの甘苦い味や香りがダイレクトに伝わってくる飲み方といえるでしょう。
方法は、ストレートグラスにそのままアマレットを注ぐだけ。簡単な飲み方ながら、お酒が好きな方やお酒に強い方がアマレットの魅力を存分に味わうことができるので、是非試してもらいたい飲み方です。
②ロック
次にご紹介する飲み方が「ロック」です。ロックはストレートのようにお酒そのものの味を楽しむことができますが、氷をプラスすることでさらにまろやかな味わいを楽しむことができます。アマレットの味わいを楽しむことができる飲み方です。
ロックグラスに大きめの氷を入れてアマレットを注ぐだけで楽しむことができます。
③ソーダ割
アマレットのソーダ割りは、アマレットをそのままでは味が強すぎるという方にオススメの飲み方です。またアルコールが苦手な方も、ソーダで割る分飲みやすくなります。さっぱりとした飲み口なのでジュースのように飲みやすくなるでしょう。
アマレットをソーダ割りで味わう方法は、まず背の高いコリンズタイプのグラスに氷を入れアマレットを30ml程度注ぎます。最後にソーダを入れ、軽くステアすることで完成します。