いけないことだとわかっているのに、つい浮気や不倫をしてしまうのはどうしてなのでしょうか?実は、浮気をする理由は男女で違います。それは、浮気をするときの心理が男女で違うからです。今回は、男女の浮気の理由を、心理学の観点からそれぞれ調査してみました。
浮気の心理学
浮気や不倫がいけないこと、悪いことだいうことは、ほとんどの人が知っています。それは、浮気や不倫がパートナーを裏切り傷つける行為だからです。それなのに、人はどうして浮気をするのでしょうか。
浮気をする理由は人それぞれですが、男性と女性では、浮気する理由が違うといわれています。男女で浮気をする理由が違うのは、男と女の心理の違いが関係しています。今回は、男性と女性の浮気の理由を、それぞれ心理学の観点から調査してみました。
浮気・不倫は悪?
浮気や不倫が良いことだと思っている人はあまりいないと思います。世界には一夫多妻制、多夫一夫制の国もありますが、日本は一夫一婦制です。結婚していない者同士の浮気を禁止するような法律はありませんが、結婚している場合、民法ではお互い貞節を守る、つまり配偶者以外との体の関係を持たないことを義務づけています。
その浮気や不倫に恋愛感情がなかったとしても、肉体関係を持ってしまったら法律的にはアウト、ということになります。つまり、法律的には配偶者以外の人とデートしただけで肉体関係を持っていなければ、法律違反ではなく、不倫とはみなされません。
でも、結婚している・いないや、肉体関係のある・なしに関わらず、自分以外の異性と浮気や不倫をされたら嫌ですよね。パートナーと良い関係を築き続けていくためには、やはり浮気・不倫はしてはいけません。
どうして浮気するのか?その心理は
日本での離婚の理由の第1位は性格の不一致ですが、2番目には不倫、異性関係があがります。また、浮気したことのある人の割合は、独身者よりも既婚者のほうが多いというデータもあります。
浮気をしてしまう心理学的要因には、どんなものがあるのでしょうか。心理学的に、人は、より幸せになれる方、居心地のよい方へ向かって行動します。人が浮気するときには、浮気したくてする、というよりは何かが足りない、満たされないものを埋めようと浮気することが多いようです。
心理学的には、男性と女性で浮気する理由が違うといわれています。男性と女性で浮気する理由が違うのは、その足りないもの、満たされないものが違うからといえます。
男性の浮気の心理の特徴
男性が浮気するとき、心理学的には肉体関係を持ちたいかどうかが重視されます。男性はその時、満たされていない性欲や快楽を求めて、浮気をする傾向があるのです。
男性には、生物的な本能として種の存続のために、より多くの女性と関係を持とうとします。もともと、遺伝子をばらまく事を最優先にするようになっているのです。男性は女性と違って、相手に気持ちがなくても、目で見た情報だけで脳が興奮します。ですから、初めて会った女性といい感じになって引っかかってしまうのも、男性のほうが多い傾向にあります。
男性にももちろん理性はありますから、彼女や奥様を傷つけてはいけない、浮気は悪いこと、という感情はあります。本能である性欲を、その感情で押さえられるかどうかが、浮気や不倫をするかどうかにかかってきます。
【男性の浮気の心理①】満たされていても浮気する
心理学的に、浮気や不倫は、何か満たされていないときに陥りやすいといわれています。しかし、男性の場合は、仕事や家庭が充実している人ほど、浮気や不倫をする確率が高くなると言われています。
仕事面でも家庭面でも充実していると、一見満たされているようですが、目標や刺激がなくなってしまい、浮気に走ってしまうのかもしれません。また、結婚していなくても、彼女との関係に安心しきってしまうと浮気しやすいといわれています。
充実したり安定していると、生活やパートナーとのやりとりが単調になって退屈に感じてしまうこともあります。そして刺激がほしいと思い、その手段として浮気に走ってしまうのかもしれません。
【男性の浮気の心理②】浮気は火遊び
男性の浮気は、必ずしも気持ちがともなっていません。つまり、必ずしも浮気や不倫をしている相手のことが好きなわけではないのです。
男性の典型的な浮気は、とりあえず彼女や奥様はキープしつつ、適度に遊ぶという「火遊び」が圧倒的に多いといわれています。すべての男性がそうであるわけではなりませんが、多くの場合は、彼女や奥様と別れるつもりもなく、大事に思いながらも浮気しているのです。
性欲を満たすことが最優先なので、浮気相手に対して本気になるというより、遊び目的で体目当ての割りきった関係を望みます。こういった男性の浮気の心理では、愛情と性欲は別物なので、浮気したとしても一時的なものかもしれません。愛情がなくても浮気をしてしまえるのが、男性の浮気の心理の特徴といえます。
【男性の浮気の心理③】やっぱり若い女性が好き?
女性の好みはその人によって違いますが、男性が魅力的だと感じる女性には共通点もあります。まずは外見が好みであることですが、心理学的に若い女性や母性的な女性に本能的に魅力を感じやすいといわれています。
男性芸能人が、自分よりかなり年下の女性と結婚するケースも多く見られますよね。これは、若い女性の方が種を残しやすい、母性的な方が種を守ってくれる、という本能的な心理によるものです。心理学から見ると、多くの男性は若い女性の方が好きなのかもしれません。
【男性の浮気の心理④】浮気しやすい人の特徴
心理学的には、男性が男性的であるほど、一人の女性ではなく複数の女性と関係を持ちたがる傾向にあるといわれています。例えば、社会的に成功している人、健康的でバリバリ仕事をこなしている人、筋肉が多いアスリートタイプの人、などが男性的な特徴です。
男らしい人がすべて浮気しやすいわけではありませんが、このような男性は、男性ホルモンが多く分泌され、脳もより男性的なので、性欲が強く、本能的な部分も強いといわれます。こういう男性たちの中には、根っからの浮気性の人も多いそうです。
また、イライラやストレスがたまっていると、浮気しやすいといわれます。男性は溜まったストレスを外側に発散しようとします。発散の方法として、スポーツなど打ち込める趣味があるとそこでストレス発散できますが、なかには女性でストレス発散しようとすることもあります。そんなとき、ついつい夜のお店に通いつめてしまったり、浮気に走ってしまうこともあります。