◆画面越しに見える汚い部屋

 智子さんとは、メールでのやり取りからスタートしました。彼女の丁寧な言葉遣いや文面から、割と几帳面なタイプの方なのかなというイメージを抱いていました。その後、オンライン面談をすることになり、彼女は自宅から面談に参加。彼女自身の身なりや雰囲気は私のイメージ通り”きちんと”していたのですが、彼女の背景に映る部屋の様子は真逆でした。

 足の踏み場がない…とまではいきませんが、床にはお洋服や下着が落ちていたり、書類が散乱していました。壁には写真が飾ってありましたが、画面越しの遠くからでも分かるくらい斜めになっていました。部屋のライトも暗く、彼女自身の雰囲気とのギャップに、正直びっくりしました。これがもし、オンラインお見合いやデートだったら、2回目のお誘いはないだろうなと予想がつきました。

◆まずは精神的な負担を軽く

 実は、部屋のきれいさは、本人の精神状態と関係があります。部屋がいつもより汚い時は、少し精神的に疲れている場合が多いです。部屋の掃除をするというのは体力的にも負担がかかりますが、「よし、掃除をしよう!」という前向きな気持ちが必要となるので、精神的に余裕がない時は、特に部屋が汚くなりやすいのです。

まずは精神的な負担を軽く
 以前の記事を読んでくださった方には重複しますが、自分に合う結婚相手を早く見つけるには、まず自分自身と向き合う必要があります。ですが、自分と向き合う作業も、精神的な負担が非常に大きくなります。もし、今何かに悩んでいてそれを吐き出せない状態なのであれば、自分と向き合う作業の邪魔になってしまいます。なので、精神的な負担を少しでも軽くするために、何か悩んでいることはないか智子さんに問いかけました。