4. 三方五湖(福井)

ゆるやかな低山に囲まれた、若狭湾沿いの5つの湖。三方湖、水月湖、菅湖、久々子湖、日向湖からなり、総面積は約11㎢におよびます。それぞれの水質や水深が違うので「五色の湖」といわれ、景観の面白さが魅力です。

総延長11.2kmの観光道路「レインボーライン」が通っており、第一駐車場からリフトまたはケーブルカーでアクセスできる「レインボーライン山頂公園」は特におすすめ。標高400mの梅丈岳山頂に広がっている絶景スポットで、平地に比べても涼しく過ごせます。

photo by otoさん

公園内には「三方五湖に浮かぶ天空のテラス」をコンセプトにした素敵なテラスが5ヶ所あります。足湯につかりながら景色が眺められるテラスや、ウッドデッキに椅子やソファを配したテラスなど、コンセプトも様々なので、涼みながら景色も楽しんでくださいね。

5. 称名滝(富山)

称名滝

立山連峰を源流とする滝で、4段からなる落差350mと日本最大級の落差を誇ります。見上げるほどの断崖絶壁から流れ落ちる滝は、迫力満点!標高1,000メートル付近に位置するため、滝しぶきもあいまってかなりの涼スポットです。

photo by みにっこさん

アルペンルート富山側の玄関口である立山駅から称名滝行きのバスで15分、下車後徒歩30分で滝の間近まで行けます。美女平から室堂に向かうバスの中から見ることもできますが、一足伸ばしてでも見に行きたい名瀑です。

6. 荒俣峡(石川)

小松市の大杉谷川中流に位置する加能八景のひとつに数えられる、風光明媚な景勝地。400mほどの遊歩道も整備されており、奇岩が連なり清流が流れる川の近くまで行くことができます。川音も心地よく、夏には渓谷の涼しい空気が流れていて心地よく過ごせます。

7. 立山黒部アルペンルート(富山〜長野)

photo by 楢田 十化さん

富山県の立山と長野県の扇沢の間、約90kmを結ぶ立山黒部アルペンルートは、3,000m級の山々が連なる北アルプスを横断しており、アルピニストでなくても憧れる人気の山岳観光ルートです。

一般車両の乗り入れは禁止されており、立山駅(富山県側)〜扇沢駅(長野県側)間を6種類の乗り物を乗り継いで移動します。そのため標高2,450mの立山室堂まで、登山なしで訪れることができるのも大きな魅力。アルペンルートの最高地点に位置する室堂は、標高が高いため真夏でも10〜20℃と快適な避暑地で、観光の一大拠点でもあります。

photo by さーひーさん

アルペンルートで一番の見どころとなっているのは、高さ186m、長さ492mの日本最大のアーチ式越流型ダム「黒部ダム」。毎年6月26日~10月15日の期間中は観光放水が行われ、毎秒10トン以上放水される様子は想像以上の迫力です!黒部ダム展望台や放水観覧ステージ、新展望広場、黒部ダム堰堤など、ダムの真上や真横など様々な角度から放水が見られ、全身で涼が感じられますよ。