オーストラリア:ハンナ・ギャズビー
オーストラリア出身でレズビアンのスタンダップコメディアンがハンナ・ギャズビー(Hannah Gadsby)です。
「地に足ついた女性の視点で男性優位の社会の滑稽な部分をいじる」といった芸風で知られています。
英語圏のLGBTQ(セクシュアルマイノリティ)のスタンダップコメディアンの中で最も注目されている人物のひとり。
日本:岡塚敦子(おかつかあつこ)
台湾出身で千葉県育ちの、日系アメリカ人のスタンダップコメディアンが岡塚敦子(おかつかあつこ)です。
「おもしろ姉さんが逆境を自虐気味かつポジティブにあっけらかんと話す」といった芸風で知られています。
アメリカで最も有名なアジア人のスタンダップコメディアンのひとりと言えるでしょう。
サウジアラビア:ウォノ・チャン
サウジアラビア※で生まれ、ヨルダン※で韓国人の父とベトナム人の母に育てられたというバックグラウンドを持つスタンダップコメディアンがウォノ・チャン(Wonho Chung)です。
「アジア人としての自分の生い立ちや身の回りの出来事についてアラビア語と英語で話す」という芸風で知られています。
※サウジアラビアとヨルダンの公用語はアラビア語で、ウォノ・チャンの母国語とされています。
タイ:ウドム・テーパーニット
タイで最も有名な芸人として呼び声高いのがウドム・テーパーニット(Udom Taepanich)です。
「タイの現代社会で誰もが共感できるトピックを謙虚に笑い話に変えていく」という芸風で知られています。
圧倒的スターによる、笑える説法。のように見えなくもないです。
モロッコ:ガッド・エルマレ
モロッコ出身のユダヤ系カナダ人のスタンダップコメディアンが、ガッド・エルマレ(Gad Elmaleh)です。フランス語圏で最も有名なスタンドアップコメディアンと言われています。
「フランス語がネイティブの男性が英語圏の文化のおかしみを英語でつっこむ」といった芸風で知られています。
自身が主演を務めるネットフリックスのドラマ『フランスでは有名人』も話題です。
ウクライナ:ウォロディミル・ゼレンスキー
ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelenskyy)は第6代ウクライナ大統領ですが、元々はコメディアンだったことでも有名です。
自身の制作会社「Kvartal 95」が制作した番組の中では、ロシアを皮肉するスタンダップコメディを演じたりしました。
大統領になってから、アメリカのスタンダップコメディアンでもあるデイヴィッド・レターマンと共演したことでも話題になりました。