エデュテは、きれいな歯並びは乳幼児期から「お口発達スタートキット」のクラウドファンディングをCAMPFIREにて7月18日(木)から開始。

購入金額は30万円を超え、目標金額を達成。今回、8月31日(土)のプロジェクト終了までネクストゴール50万円を目標に公開した。期間は8月31日(土)までを予定している。

治療費の問題で子どもの歯並びを放置してしまう現状


矯正人口は増え続けていると言われているが、実際に矯正治療が必要な人は、厚労省の報告では12歳~20歳。

2016年10月及び11月 厚生労働省「歯科疾患実態調査結果の概要」では、叢生(乱ぐい歯)のある人が約26%、歯列空隙が10%、咬合の状況(オーバージェット4mm以上)が41%という結果が出ている。

実に現代の子どもの半分以上が、なんらかの矯正が必要な歯並びだということがわかった。

しかし、日本臨床矯正歯科医会が全国1,000人に調査した結果(2009年6月19日~6月20日『歯並びと矯正歯科治療』に関する意識調査より)では、矯正経験者は日本人の7~8人に1人に留まっている。

この結果から、子どもの歯並びは気がかりではあるものの、高額な治療費が捻出できずに放置せざるを得ない親がいることがわかる。

歯並び悪化の原因は乳幼児期の生活習慣

歯列不正の原因のひとつが食文化の欧米化だ。柔らかいものばかりを食べていると、しっかりと噛む習慣が身に付かない。そのため顎がしっかり育たず、歯がキレイに並ぶスペースが確保できなくなる。

好ましくない癖や生活習慣は、歯並びを悪化させるだけではなく、口周りの筋力低下につながることもある。

口の周りには、たくさんの筋肉群があり、歯列をぐるりと囲んでいる。歯列や咬合は、頬の筋肉をはじめとした筋肉群の機能によって、正しい位置に保たれている。

また、唇や頬の筋肉(口腔周囲筋)と、舌の筋肉(口腔内筋肉)の均衛のとれたところに歯は並んでいる。