ゆりやんは2019年6月に米オーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント』に挑戦し、角刈りのカツラと星条旗柄の水着を身に着け、コミカルなダンスを披露した。結果は不合格だったものの、審査員や観客は爆笑で「ゆりやんがアメリカで大ウケ」と話題になった。
しかし、一部では「笑われただけ」「恥ずかしい」などと批判が相次いで炎上騒動に。ゆりやんが後日談として「アメリカからの仕事のオファーが一本もきていない」と明かすなど、現地の評価も結果的には微妙だったようだ。
また、ゆりやんは同年9月にイタリア・ミラノで開催されたファッションショーに参加。眉毛を塗りつぶした独特のメイクで、ピンクのビキニに着物を羽織り、裸足でミラノの街を闊歩する写真をSNSに投稿したところ、ネット上で「日本人の品位を疑われる」「日本の文化が悪い意味で誤解されそう」「日本人なら着物はちゃんと着て」などと批判が続出し、これも炎上騒ぎになっていた。
そうした背景により、ゆりやんの海外進出への否定的な見方が強まった部分もあるようだ。
芸人に限らず、海外移住したモデルや俳優などもごく一部を除くと「海外に住んでいるだけで結局は日本で仕事している」という状況になりがちだが、そのパターンを崩すことはできるのか。ゆりやんのアメリカ挑戦に注目したい。