コスモス看板(写真:サイゾーウーマン)

 イオン系列やマツキヨ系列が居並ぶドラッグストア業界において、独自路線のスタイルで上位につけている「コスモス薬品」。同社の魅力を探るべく、買い物してきました。

※2024年6月4日公開の記事に既存店売上データを追記しました。

※価格や情報は4月末時点の情報です。
※最新の情報は公式サイトやSNSでご確認ください。

目次

・【コスモス】とは
・【コスモス】買い物してみた
・【コスモス】低価格高クオリティのPBはトップバリュ超え?

【コスモス】とは?

コスモス外観(写真:サイゾーウーマン)

 宮崎発の大手ドラッグストア「コスモス薬品」。「ドラッグストアコスモス」の屋号で2024年5月31日現在の店舗数は1,490店と一大チェーンになっています。

 2022年度のドラッグストア業界の売上高ランキングは、1位ウエルシアホールディングス、2位ツルハホールディングス、3位マツキヨ&ココカラカンパニー、そして4位にコスモス薬品がランクイン(「ITmediaビジネス」2024年1月16日付記事より)。

 ○年にイオンの子会社となった業界1位のウェルシアは、今年3月に2位のツルハと経営統合の協議を始めたことが報じられました。「東洋経済ONLINE」の3月11日付記事によれば「ツルハはイオンの子会社、ウエルシアはツルハの子会社となる見通しで、2027年末までの合意を目指す」とのこと。

 このように上位3社が大手との吸収や合併によって勢力を拡大するのに対し、コスモスは自社の力のみで大成長しています。 

 最新の24年5月の既存店売上データでは、コスモス全店での売上高は11.2%増(前年同月比)。ウエルシアホールディングスが全店売上高1.4%増、マツキヨココカラから4.4%増となっているのに対し、驚異的な伸びといえるでしょう。

 コスモスはドラッグストアながら食品が豊富に扱われているのが特徴。医薬品、生活用品など従来のドラッグストアの商品展開に加え、加工食品や酒類・飲料、生鮮食品まで扱う業態は「フード&ドラッグ」とも呼ばれ、その代表的存在がコスモスなんだとか。

【コスモス】買い物してみた