東京会場は関東エリアの犬猫が、大阪会場は関西エリアの犬猫がモデルになっており、会場によってさまざまなシニアの犬・猫の表情とストーリーを楽しめる。


なお、犬の撮影はトリマーとドッグトレーナー資格を持つペトグラファー(ペット専門フォトグラファー)の小川晃代さんが、


猫の撮影は猫写真家で愛玩動物飼養管理士の石原さくらさんが担当している。

また、認知症以外にもシニア期に注意したい疾患、生活環境・正しい食生活、日々のケア方法などをわかりやすく学べるコーナーがあり、犬や猫のしあわせなシニア期のための「そなえ」について知ることができる。

『シニアのそなえものがたり』絵本原画展


同社はまた、子どもから大人まで幅広い世代に、シニア期の犬・猫との向き合い方を知ってもらうための絵本「シニアのそなえものがたり」をオリジナルで制作した。

SNSから応募があった約300組の愛犬・愛猫から、それぞれ1組ずつモデルを選出。ストーリーはモデルとなった愛犬・愛猫と飼い主さんへのインタビューがもとになっており、イラストは絵本作家 まつもとまやさんが担当している。

会場では「『シニアのそなえものがたり』絵本原画展」として、この絵本の原画も展示され、絵本の世界やモデルとなった犬・猫と飼い主さんの絆に触れることができる。


なお来場者には先着で、オリジナル絵本などが入った「そなえキット」等のプレゼントがある。

犬にも猫にも存在する「認知症」


人間同様に犬にも猫にも認知症はあり、加齢による脳の老化が日常生活に支障をきたすような事例が確認されている。認知機能の低下に伴う行動の変化は、早い場合は10歳くらいから観察されるという研究報告も存在する。


同社は前回に引き続き、獣医師かつ日本大学専任講師の小澤先生の監修で認知症チェックリストを作成。同展示やこのチェックリストを通して、犬や猫にも認知症があるという啓発を今後も行っていくという。