◆「ざまあみやがれ」な結末
「しかも、『水族館やカフェ代は、下見代として僕が出すね。でもこのファミレスの食事代は割り勘でお願いね』って。今騒がれている『食事代は男が奢ってあたりまえ論争』ではないけれど、これはどう見ても振り回したお前が払えよ……って、思わず彼の目を見ながら舌打ちしちゃいました。もう何も食べず、そのまま無言で店を出て帰ってきましたよ(苦笑)」
そして後日、彼のSNSには同じデートコースを本命の彼女と回る様子が事細かに呟かれていたとか。
「私と相互フォローしているのに、デリカシーなさすぎ。でも案の定フラれたようで、また最近私に連絡がくるようになりました。ざまあみやがれですよ。もちろん、二度と返事はしません。練習相手になんか、なりたくない」
彼の驚きのデリカシーのなさとぶっ飛び具合。そんなところもまた、本命にフラれた原因かもしれませんね……。
―シリーズ「SNS絡みの思わぬトラブル」―
<取材・文&イラスト/赤山ひかる>
【赤山ひかる】
奇想天外な体験談、業界の裏話や、社会問題などを取材する女性ライター。週刊誌やWebサイトに寄稿している。元芸能・張り込み班。これまでの累計取材人数は1万人を超える。無類の猫好き。